効率vs入居者目線
介護士K (@kaigo_kk) です。
今回は前から気になってた事を書きます。
介護業界アルアルですが、介護の仕事は【効率重視】みたいなことを発信すると
利用者を蔑ろにしてる!
とか
非人道的だ!
酷い時は
虐待だ!
みたいな事を言う人がいます。
コレ、何なんでしょうね??
私は介護現場は効率重視でないと回らないと考えているのですが、こういう発信をすると大抵批判がきます。
【効率重視】と聞くと業務優先で利用者蔑ろ的なニュアンスに感じるのは分かりますが、何故そこから
虐待だ!
まで発展するのかが不思議です。
深く考えていない人、批判が好きな人など様々な人が混在しているので、文字での意思疏通が難しいのは分かりますが、なぜ効率重視が高齢者蔑ろに直結するんですかね?
効率重視且つ、利用者目線かも知れないじゃないですか?
逆に、効率を否定して利用者目線を訴える人が、ただ現場で仕事が出来ないことを正当化してるだけかも知れません。
- 効率重視 vs 利用者目線
これって例えば
YouTuberなんてけしからん!
汗水流して働け!
という意見に対して
は?労働とか時代遅れ。
スマホ一台で稼げるじゃんw
的なやり取りと一緒。
YouTuberは立派な職業だし、汗水流して働くのも立派だし、スマホ一台で生計立てられるのも素晴らしい。
何故、揚げ足を取り合うw
話を戻します。
効率重視で尚且つ利用者目線で介護している人もいる。
人手不足で効率最優先にしないと回らない現場もある。
利用者目線を現場の業務に組み込めない場合は仕方無い。
これらを頭ごなしに否定する人は現場を知らないか、現場に適応できない。
もしくは、批判が趣味。
私はそう捕らえてます。
効率重視で空いた時間を個別対応に充てれる場合もあれば、高齢者目線で業務カツカツになり他者に影響を与える場合もあります。
明らかな手抜きや正当化でない限り、揚げ足を取り合うのは時間の無駄です。
若い頃、音楽が大好きでバンド活動をしていたのですが
J-POP なんて貧弱だ!
ロックこそが音楽だ!
とか
ロック なんて生温い!
ヘヴィメタルこそ真の音楽だ!
とか
ヘヴィメタルなんて時代遅れ!
HIP HOP こそカルチャーだ!
みたいな論争が頻繁に巻き起こってました。
拘りを持って突き進むのは良いことですが、このやり取り不毛じゃないですか?
個人的には J-POP もロック もヘヴィメタルも HIP HOP も、好きな曲もあれば、嫌いな曲もある。
ただ、それだけ。
個々で何思おうが自由ですが、それをネタにバトルして相手を負かそうという行動に意味はありません。
効率重視でなければ回らない現場で働いている人の発信に対して、その現場を知らない人が
介護に向いてない!
みたいな反論をする。
このやり取りって、意味あります?