介護職の【腰痛】予防
介護士K (@kaigo_kk) です。
介護職の【腰痛】予防について。
オムツ交換、移乗介助など、腰に負担が掛かる動作が多いため【腰痛】は介護職の持病と言われています。
椎間板ヘルニアをはじめ、腰を痛めて介護職を離れた人を何人も見てきました。
介護の仕事が出来なくなるだけならまだしも【腰痛】になると人生に多大なる支障がでます。
私はバイクが趣味なのですが【腰痛】になれば乗れなくなりますし、何をするにも常に痛みと隣り合わせの生活は憂鬱です。
- ボディメカニクス
- 腰痛体操
介護職の方なら1度は聞いたことありますよね?
【腰痛】予防に関しては様々な情報があるので、調べた上で日頃からメンテナンスすることをお勧めします。
介護をする上で最も腰に悪い動作は何だと思いますか?
ボールペンを床に落とした時、アナタはどうやって拾いますか?
- 前屈みになり上半身を曲げて拾う
- しゃがんで上半身を曲げずに拾う
腰に悪い動作はどちらでしょう?
正解は『1』
介護の仕事をする上で最も腰に悪い動作は、前屈みになること。
オムツ交換をする時、ベッドを自分に合った高さまで上げますよね?
これは、前屈みになり腰に負担を掛けないだめです。
病院のように1時間に2桁人数のオムツ交換をするような環境では
そんな事してたら終わらない!
とベッドの高さを変えずにオムツ交換をバンバンやっていたりしますが、この様な環境では【腰痛】でダウンする人が非常に多い。
排泄介助でバタついてる時間帯など、ベッドを上げずにサッとオムツ交換をしたくなる場合もあるので状況によっては仕方ないですが、余裕のある時は前屈みにならない姿勢でやりましょう。
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介護に限った話ではありません。
床に置いてある荷物を持ち上げる時、前屈みになって上半身だけで持ち上げるのは絶対にNG。
下半身をうまく使ってスライドし、腰は極力曲げないようにするのが基本です。
- オムツ交換
- シーツ交換
- 入浴介助
- 移乗介助
介護現場には前屈みでやりがちな動作が非常に多いです。
多少下半身を鍛える必要はありますが、腰を曲げないよう意識して癖をつけてしまえば、自然に鍛えられます。
腰を痛めたら人生辛いですよ…
自分の身体は自分しか守れません。
街を歩いていて500円玉が落ちていたら
おっ、ラッキー♪
ってなりますよね?
先ずは素知らぬ顔で靴で踏んで、回りを見渡して誰も見てないと分かったら、サッと拾いますよね?
こんな時でも、上半身を『く』の字に曲げて拾ってはいけません。
靴紐を結ぶフリをして拾いましょう。
500円玉に腰を攻撃されてはいけません。
あっ、勿論拾った後は、交番に届けて下さいね(一応言っとく)