会話のチャンスは幾らでもある
介護士K (@kaigo_kk) です。
介護業界は年中人手不足でバタバタ。
利用者とゆっくり話す時間なんてないよ!
と思ってる人も多いと思います。
事実これはノンフィクションです。
業態にもよりますが、私が今までに経験してきた従来型特養や老健も、常にバタバタですし、でした。
ナースコールやセンサー対応に走り回ったり、戦場のような排泄介助に追われたり等など。
はっきり言って、利用者とゆっくり会話している暇はありません。
こういう事を書くと
そんなの介護じゃない!
と批判する人がいますが、現実そんなものです。
綺麗事は無意味です。
ただ、そんな現場において
コミュニケーション取れないのは仕方ない!
と言い切ってしまうのは怠慢です。
利用者とコミュニケーションを取る時間は、いくらでも作れます。
今回は、そんな話をします。
スポンサードサーチ
隙間時間を大切に
利用者のケンジさんは、私と似て致命的な面倒くさがり屋。
今日は、そんなケンジさんが大嫌いなリハビリの日。
リハビリ後のトイレ誘導時
ケンジさん、今日リハでしたよね?怠かったでしょ?
そうなんだよ、本当めんどくさいよ。
サボッちゃえば良かったのに。僕ならサボりますね。交通事故の古傷が痛むとか言って。
それ、次使わせて貰うわ。
朝、静江さんの起床介助の時
お早う御座います。今日も寝起きなのに相変わらず可愛いですね。
お兄さんに会えると思って、いつも準備してるのよ。
いつも男前ですみません。
知ってるわよ、ライバルに負けないように頑張らなきゃ。
静江さんはダントツなので、向こう20年は心配いりませんよ。
サチ子さんの入浴誘導時
(夜勤明けで)今日しんどいっすわぁ…
何、二日酔い?
サチ子さん、ひどいよ…
三郎さんのトイレ誘導時。
今日はう⚫この具合はどうですか?
立派なのが生まれたよ。見てよ。
あぁ、これは立派ですね。これだけ立派なの生まれれば、今年いっぱいは安泰ですね。
私の日頃の利用者とのコミュニケーションは、こんな有り様です。
会話時間は、凡そ30秒~1分くらい。
この時間でも、十分に会話できるし、信頼関係を築くことができます。
人それぞれスタンスは違えど、それぞれにやりようがある筈です。
それが出来ずに
忙しいから仕方ない!
と言い切ってしまうのは、介護のプロとしてアウトだと、私は考えてます。
まとめ
時間は、作ろうと思えば幾らでも作れる。
そして、コミュニケーションにルールは無い!
関係性によっては失礼に当たるので、信頼関係を築くことが第一ですが、そこが出来上がっていれば、比較的なんでもアリです。
クレームに繋がるとしたら、それは信頼関係が出来ていない証拠。
介護職に限らず、どんな仕事も一緒ですよね?