向上心ってそんなに必要?
介護士K (@kaigo_kk) です。
介護業界には、やたら向上心を煽る人いますよね?
SNSとか見てると
向上心を持たなきゃダメだ!
とか
日々勉強&成長だ!
みたいな発信している人を結構見掛けます。
発信してる内容自体は良かったりするのですが、その反面物凄い違和感を感じることがあります。
今回は
- 向上心ってそんなに必要?
ということについて書いていきます。
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向上心って必要?
はい、まずはここから。
あるに越したことはないですが、誰もが必ず持っていなければ駄目なわけではありません。
介護の仕事が好きな人もいれば、別段好きじゃないけど、生活のために仕方なくしている人もいたりと、介護の仕事をする理由なんて人それぞれです。
それを向上心という尺度だけでその人を判断するのはどう考えてもおかしい。
色々な人がいて介護現場は成り立っています。
意識高い系の人の中には
向上心無い奴は介護やめろ!
とか
人としてレベル低い!
とか言ってしまう人がいます。
人間性疑います。
意識高い系や自分大好きキラキラ系に多い。
このblogでは度々書いてますが、介護職に必要なのは向上心ではなく
- 実務能力
- 責任感
です。
この能力が備わっていれば、立派は戦力であり、貴重な人財です。
そういう人たちに向上心がなかったとしても、大した問題じゃありません。
寧ろ、意識高いくせに実務能力ないほうが余程問題です。
向上心を尺度に人を判断するのは絶対に変です。
介護の仕事って大変なのよ
今更説明するまでもありませんが、介護の仕事って大変なんですよ。
精神的にも肉体的にも憔悴します。
月に夜勤10回あったり、休みもろくに取れず毎日残業みたいな。
日々ヘロヘロになります。
休日は疲れて動く気にもなれない、そんな話もよく聞きます。
家庭があって子育て真っ最中とかなら、大変さは2割増。
別に、大変だから勉強しない、成長意欲が無いと言ってるわけではありませんよ?
事実です。
そんな中で自己成長のために休日にセミナー通ったり、資格取得の勉強をしたり、介護関連の本を読んだり、動画観たりblog読んだり。
それをする人は素晴らしいと思います。
ただ、それをしない人が介護職として駄目なのかというと、違いますよね?
能力と向上心は比例しない
ここ、1番勘違いしちゃいけない所。
それは
- 能力高い=向上心ある
- 能力低い=向上心がない
ではないということ。
向上心がある人が能力高い確率が高いのは必然ですが、別段向上心無いのに生まれもったポテンシャルが高く仕事ができてしまう人も少数ですがいます。
勿論、逆も然別。
確率は高いかも知れませんが、向上心は必ずしも能力には直結しません。
低能力の擁護ではない
ここも勘違いしてはいけない所。
上述の通り介護現場は大変です。
だからといって
マジ大変な仕事なんだから、ある程度テキトーでいいべ。俺辞めたら困るだろ?
みたいなテキトー低能力職員がアリというわけではありません。
向上心を持てとは言いませんが、最低限必要なスキルは身に付けなければいけません。
お金貰っている以上は当然のこと。
ここで開き直ってしまうような人間はリスクにしかならないので、いかに介護現場が人手不足でも、いないほうがマシ。
耳障り良い言葉にご用心
向上心煽る人の文章を読んでいると、あながち間違えでもない。
ごもっともな内容も多く、非常に勉強になるものもある。
ただ、問題なのはその先。
その人がSNSなどの公の場で向上心の低い人間を感情的にディスったりしていたら、その人はニセモノであり、発信してる内容も切った貼ったの寄せ集めでしょう。
偏見だいぶ入ってますが、強ち間違いではない筈です。
一流の人間は、人を見下したり否定したりしませんからね。
自身の発信したコメントに腹立てて感情的に突っかかってくるような人間は、だいたいニセモノです。
言い切りますw
最後に
【向上心】とか【志】という言葉って、耳障りが良いですよね?
そして、それが無いと何だか否定されたように感じたり、劣等感を持ちますよね?
言葉のマジックです。
気にすることはないんですよ。
向上心なくたって、日々一生懸命働いて、介護現場を支えている人は大勢います。
というか、そういう人たちが介護現場を支えてます。
それだけで十分立派です。
そこに目を向けず【向上心】とか【志】的な、然も耳障りの良い言葉使って上から目線で接してくる輩は
無視しましょう。
SNSならブロックしましょう。
害でしかありません。
そして、そういう発信者は言葉だけは達者なので、議論するのはやめましょう。
時間と労力の無駄です。
寝てるほうが圧倒的に有意義です。
そして、横からそんなエセカリスマに洗脳されてる信者に絡まれたりして、本当に面倒ですからねw