BB のリアル介護

介護歴15年目の介護士です。綺麗事ではなく現場目線の【リアル】をズバッと発信しています。

服薬介助ナメたらアカン!

time 2019/02/25

服薬介助ナメたらアカン!

BB (@kaigo_bb) です。

先日、かなり久々に部下にブチギレました。

私は普段、どちらかと言えば温厚なタイプで、職員間の関わりにおいて、あまり喜怒哀楽を出すほうではありません。

これには私なりの考えがあって、それについては別の機会に書こうと思います。

今回は、そんな私がブチギレた、タイムリーな話をお届けします。

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キッカケは“急変”

先日、私が日勤リーダー業務だった日のこと。

夕方頃に急変があり、緊急搬送することに。

私はフロア職員に指示出しをしつつ、急変者の対応、準備などにバタバタ動いていました。

そんな時、夜勤のM君が出勤してきました。

M君は出勤するなり、フロアのバタバタな雰囲気に気付いた様子。

私はM君に端的に状況を伝え、対応に戻りました。

M君は、日頃からイレギュラーな事態が起こると浮き足立って空回りするタイプ。

当日は私が全て対応していたのでM君は別段何もすることは無かったのですが、表情が弱冠強ばっていたので、今思えばその時に

落ち着けよ

と声をかけておくべきだったと、少し後悔しました。

まぁ、声をかけた所であまり効果ないんですけどね…

テンパり体質の人って、たぶんどの職場にもいると思います。

場数を踏めば多少逞しくはなりますが、根本的なものはそうは変わりません。

肝が座ってる人は少ないので、何かあった時にプチパニックになるのは仕方の無いこと。

そんな精神状態の時に落ち着いて動けるかが、この仕事において最重要スキルとも言えます。

事件発生

嫌な予感は的中。

M君が、夕食後の配薬をしている時に【誤薬】をしてしまいました。

【誤薬】とは、別の人に薬を飲ませてしまうこと。

例)利用者Aさんの薬をBさんに飲ませてしまった

慌てて夜勤ナースと私に報告に来たM君。

汗だくで明らかにパニック状態。

私と夜勤ナースは即座に薬の内容を確認。

飲ませた薬は下剤で、幸にも両者とも同じ薬が全く同じ量処方されていたため、飲むべき薬を飲んだだけだった為、大事には至らず。

そのことをM君に伝えると、ホッとした様子。

この時、私は

コイツ、やっぱりな…

と感じました。

ヒヤリハット作成

誤薬した時間が夕食後であるため、この後は怒濤のナイトケア戦線。

テンパった状態で別の事故を起こされても困るので

落ち着いたら対応策を考えよう

とだけ伝え、私は自分の仕事をしながら夜勤業務が落ち着くのを待ちました。

ナイトケアが落ち着いた頃、M君のテンパりもだいぶ落ち着いていました。

私は他の夜勤者にフロア業務を任せてM君をステーション内に呼び、誤薬の経緯を聞きました。

服薬介助は一歩間違えば命に関わる為、利用者の口に薬が入るまでに幾つものチェック項目を設けています。

新人指導時も、しばらくの間は指導担当がみっちり付いてチェックし、そう簡単にOKは出しません。

話を聞くと、M君は通常すべきチェックの殆どをすっ飛ばしていたことが判明。

そして、本人はいつもはちゃんとチェックしていると言っていたが、恐らく通常時もチェック項目の1つくらいしかまともにしていない様子。

なぜチェックを怠ったか聞くも、的を得た返答は一向に返ってこない。

コイツ、わかってないな

私はこの時点でプツンとキレかかりましたが、重要なのは服薬介助の怖さを理解させた上で、2度と起こさないよう彼に対応策を考えさせることなので、その場はグッと踏み止まりました。

私はPCでwordを開き、原因分析、対応検討のために、彼の話す内容をカタカタとメモしていました。

その時、彼は私の目を盗んで全く関係ない申し送りノートをペラッとめくりました。

 

 

その瞬間、私は完全にブチギレました。

 

 

お前、ふざけんなよ。

片手間で話聞いてんじゃねぇよ。

誤薬は一歩間違えば人殺しだぞ。

もっと真剣に考えろ。

 

次の瞬間、彼はハッとして申し送りノートを置き背筋をピーンと伸ばし

すみません!!

と言いました。

額からは引いた汗が再びジワジワ(※M君は汗っかき)

私はすぐに声のトーンを戻しました。

その後、かなり遅い時間まで彼のヒヤリハット作成に付き合い、何回もダメ出しをしました。

M君は、ずっと額に汗を滲ませながらヒヤリハットを書いていました。

服薬介助ナメたらアカン

M君がマズかったのは、上述の通りチェック項目をすっ飛ばしたことと、もう1つは

 

同じ薬を飲んだだけで大事には至らなかったことに安心していたこと。

 

これはただの偶然であり、もしそうでなかったら、命に関わっていた可能性があります。

先日、東京都内の特養で誤薬が原因で男性利用者が死亡したというニュースがありました。

後になって後悔しようが泣き喚こうが、どうにもなりません。

結果オーライなんて考えは絶対に改めなければ駄目です。

危機感が足りない介護職が多い

今回のM君をはじめ、介護業界で長年働いてきて思うのは、服薬介助の怖さを理解していない介護職員が多いということ。

介護業界いかに人手不足とはいえ、こういったリスク管理がいつまで経ってもできない人間は、介護職に向いてません。

しょっ中事故を起こす人間がタクシー運転手はできないでしょ?

適正がない人はやるべきではない。

まとめ

服薬介助は、一歩間違えば命に関わります。

これを理解していない職員は、みっちり指導すべきです。

そして、何度注意してもできない職員は、服薬介助から外すべきです。

ハッキリ言って、無理な人には一生無理です。

服薬介助は、一歩間違えば命に関わります。

人間、何事も慣れてきた頃に油断して事故を起こします。

危機感を持ち続けていきましょう。

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