トラブルに動じない為にすべき事は?
介護士K (@kaigo_kk) です。
トラブルに動じない為にすべき事は?
介護職に限らず、社会の第一線で活躍されている方はとっくにクリア出来てる事かも知れませんが、苦労してる人も多いと思います。
元々の性格もかなり大きく関わってきますしね。
推測ですが、これが出来ずに病んだり社会からフェードアウトしてしまっている人も多いと思います。
性格を根底から変えるのは不可能なので、難しい問題です。
今回は、そんな問題を何とかしようと私が試行錯誤してる事について書いていきます。
スポンサードサーチ
人間は感情に支配される
何事もなく心穏やかな時は、誰もが自分の中で高いパフォーマンスを発揮できます。
ただ、そこに精神を揺さぶる出来事が絡んでくると、調子良い時の半分の力も発揮できないなんて事があります。
明日、早番出勤なのに全然寝付けない…それに、昨日から何だか風邪っぽくて体調が優れない…
今日は出勤人数多いから何もなければ1日平和で、定時キッカリに退勤出来ると思ったのに、急遽2人欠勤。加えて朝から急変があってバタバタ。そんな状況なのに、夜勤者が全然仕事終えられてなくてそのしわ寄せが日勤帯に回ってきた!
苦手な上司と同じ勤務で緊張したりとかね。
こんな経験ありませんか?
心身ともに健全な時は冷静に対処できることも、何かしらのトラブルが発生するとパフォーマンスが発揮できなくなります。
人間はコンピューターではないので、どんなに優れた人でも有り得ることです。
被害を最小限に抑える
そんな時にすべき事は、被害を最小限に抑えること。
【スラムダンク】
という漫画をご存知でしょうか?
決勝リーグで陵南高校に勝利し全国大会出場を決めた湘北高校。
主人公でバスケットボール歴3ヶ月の桜木花道は、全国大会前に安西監督とマンツーマン合宿をすることに。
そこで課せられたのが…
- ジャンプシュート2万本
ジャンプシュートが出来なかった桜木花道は、試行錯誤しながら必死でノルマを達成。
『左手は添えるだけ』
という名台詞をご存知の方も多いと思います。
(世代バレるな…w)
合宿を経てジャンプシュートの難しさを知った花道は、全国大会でチームメイトでありライバルの流川楓が、片目を負傷した状態で放ったジャンプシュートの鮮やかさを見て鳥肌が立つ。
その時に流川が言った一言が
『何百万本も撃ってきたシュートだ』
物凄い長い前置きになりましたが…w
逆境に立たされた時は、何度も何度も繰り返してきた事が出ます。
流川は片目負傷して視野不明瞭で距離感が掴めない状況で、今まで反復してきた感覚のみでシュートを決めた。
一睡もできなかった日や、欠勤や急変などが重なった日の仕事は辛いと思います。
体調最悪な日にトラブル多発なんて日もあります。
そんな時、日々地道にスキルアップに努めてきた人は、無意識で力が発揮できます。
オムツ交換や入浴介助をリスク無く手際よくこなせ、それをしながら転倒リスク者の見守りや雑務もこなせます。
逆に、日頃テキトーに仕事をしてるだけの人はパニックになったり、思考停止に陥ります。
日頃どのように仕事に取り組んでるかは、トラブルが発生した時の動きを見ればすぐに分かります。
性格は関係ない
こういう事を書くと
その人の性格次第でしょ!
という人がいます。
確かにそれも大きいですが、そんな事言っていても何も解決しません。
心臓に毛が生えてるような人は滅多にいません。
世の中の大半の人はメンタル弱くトラブルに動じるタイプだと思います。
だからこそ、自分を守るためにも心と身体を別々に動かすトレーニングをすべきです。
諦めが肝心
私の尊敬する上司がトラブル多発した日に、よくこんな事を言っています
今日は棄てた
これは諦めや手抜き宣言ではなく、その日何事もなく平和に定時で仕事を終えることを諦めたという意味です。
『自分の事を棚に上げる』
という言葉かあります。
これと若干意味は異なりますが、一先ずトラブルは棚に上げておいて、今やるべき事を淡々とやる。
トラブルが重なると誰でもテンパりますが、その被害を最小限に抑えることができる人が、仕事ができる人です。
自分に何ができるか考える
恥ずかしい話ですが
私、メンタル弱いです。
介護の仕事に関しては、何事もなければ人よりできる自信はあります。
ただ、トラブルが降ってくると直撃喰らってメンタル不安定になり、思考停止に陥ります。
加えて繊細でストレスに弱く、少しでも気になる事があるとすぐ眠れなくなります。
つい先日も勤務表や仕事で悩みすぎて丸2日くらい眠れなくなったし、昨年は胃腸炎でダウンしました。
元々の性格はこんな感じ。
ただ、これ誰も得しない上に自分もしんどいので、被害を最小限に抑えるために昨年から始めたのが
・食事制限
身体が健康なら必然的にメンタル安定するので、結果だいぶ楽になりました。
(※詳しくはコチラを参照)
あとは、感覚的なものなので説明が難しいのですが、先日引退したイチロー選手が以前何かの番組で
リラックスするためには肩の力を抜けというが、肩の力だけを抜くのは不可能。肩の力を抜くには、下半身の力を抜かなきゃ駄目だ
と言っていたので、これをまんま実践してみました。
すると、確かにリラックス出来て頭がクリアになるんですよね。
一流の人は違いますね。
そして、トラブル多発の日は上司の言っている
今日は棄てた
という台詞を心の中で反復します。
この3つが私が実践している事。
人それぞれ方法は違うと思いますが、どんな些細はことでも、現状を打開できる可能性のある事は片っ端から試してみるべきです。
まとめ
人間は基本弱いです。
辛いことがあれば逃げたくなるし、弱ってる時は回りなんてどうでも良くて、自分のことしか考えられません。
そんなものです。
ただ、私は性格上それでは365日落ち込みっぱなしになるので、それは単純に嫌なわけで。
自分が楽になる方法を日々探しては実践し、凡そ9割は失敗してますw
素の自分と向き合うって、難しいですよね。
介護の仕事においても、トラブルの影響を最小限に抑えることはリスク軽減に繋がります。
トラブルは一先ず棚に上げて、スマートに1日終える事を諦め、目の前のやるべき事に淡々と取り組む。
私は、公私ともにコレを心掛けてます。
まだまだ全然マスターできてませんけどね。
仕事で行き詰まっても、家族や趣味などに救われている人は多いと思います。
切欠や方法は何でも良いと思います。
自分を大切にしましょう。