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介護歴15年目の介護士です。綺麗事ではなく現場目線の【リアル】をズバッと発信しています。

『介護不足で複数回転倒し死亡 2800万円の損害賠償』というニュースを見て、思ったこと書きました

time 2019/06/13

『介護不足で複数回転倒し死亡 2800万円の損害賠償』というニュースを見て、思ったこと書きました

BB (@kaigo_bb) です。

少し前にこんなニュースがありました。

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若干要約しましたが、このニュースを見て率直に感じたことを書きました。

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20日間に3回転倒って、あり得ない回数じゃない

介護施設には、多いところで1フロアに70名以上が暮らしていて、その殆どが認知症高齢者です。

特に老健はリハビリ施設なので、自分の身体能力を把握できずに歩こうとして転ぶレベルの利用者が大半ということです。

落ち着かない時はマンツーマンで見守りをしなくてはいけない利用者もいます。

マンツーマンに近い状態で見守りをしていても、転倒を防げないことだって多々あります。

そんな人が複数人いたり、同時に動き出したりします。

高リスク者以外は何の心配もないかと言うと、そんな事はありません。

ついさっきまで元気で歩いていた利用者が急に転倒して緊急搬送になり、搬送先で死亡という事故を2度目の当たりにしました。

1人の利用者にだけ意識を向けて付きっきりでいることは、殆ど不可能です。

歩行する時に付き添っていなかった職員の過失?

ここからは推測でしかありませんが、職員の人数には限りかあります。

そして、介護現場は致命的な人手不足。

最低限の人数で回しているのがデフォルトです。

転倒事故が発生した時間帯に、職員はより転倒リスクが高く危険な利用者のマンツーマン対応をしていたとしたら、どうでしょう?

責められますか?

こんなシチュエーションって、全然珍しくないですからね?

毎日、場合によっては、毎分毎秒そんな状況の時だってあります。

発生時の具体的な状況、人員配置など何も分からないので何とも言えませんが、結果だけを切り取って【介護不足】と言われてしまうと、正直イラッとしてしまいます。

介護現場は転倒防止に努めている

転倒事故をゼロにすることは事実上不可能ですか、介護現場ではゼロに近づけることを目標に様々な工夫をしています。

行き過ぎると【身体拘束】になってしまうので、これが非常に難しい。

利用者も、誰1人として同じ人はいませんから、過去の事例が役に立たなかったり、裏目に出てしまう事もあります。

だから事故が起こっても責めないで!

と言うわけではありません。

当然、反省も対策もします。

ただ、それでも防ぎ切れないのが転倒事故なのです。

マイナスプロモーションは本当にやめて欲しい

言い方悪いけど、メディアはウケ狙いで事実を歪曲したり、言葉を選んで発信します。

介護現場を知らない人がこんなニュースを見たら

給料安くて、ミスしたら損害賠償とか…介護職絶対ムリ!

ってなります。

益々介護離れに拍車が掛かります。

そして、大体有識者とかいう現場を知らない人たちが

介護現場は教育不足

職員のストレス対策が急務

こういうのも聞き飽きました。

そんな抽象的なまとめ方をしないで貰いたい。

最後に

介護現場で働いているので、こういったニュースを見ると色々想像してしまいます。

正直、職員のスキルに差はあるし、明らかに防げた状況だったのかも知れません。

家族との信頼関係が築けていたら、訴訟になっていなかったかも知れません。

全ては推測の域を越えませんが。

今後、このようなニュースを見て思ったことは発信していくべきだと最近は強く感じています。

現場で働いている人間にしか、現場のリアルは伝えられませんからね。

介護現場で転倒を防ぐのは【不可能】といった内容の記事もあるので、宜しければそちらもご覧下さい。

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