スタンダードプリコーション(標準予防策)
介護士K (@kaigo_kk) です。
スタンダードプリコーション(標準予防策)について。
スタンダードプリコーション(標準予防策)は感染予防の基本です。
入門編的な内容になります。
専門職じゃないからいいや
と思わずに必ずマスターして下さい。
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スタンダードプリコーション(標準予防策)
スタンダードプリコーション(標準予防策)とは、人から人へ病気が伝染る3大感染源
- 血液
- 体液
- 排泄物
に直接触れないという予防策で、全ての感染症対策の基本中の基本です。
3大感染源に触れたら「感染しちゃう!!」と認識しましょう。
3つの「感染経路」
感染症には、大きく分けて3つの感染経路があります。
1.接触感染
感染している食品や、感染している人が調理したものを食べるなど、感染源に直接触れることで感染するもの。
代表的なものは
- ノロウィルス
- 0157
2.飛沫感染
感染者がクシャミや咳をした際にしぶきが飛んで、それを吸い込むことで感染するもの。
または、感染者が鼻や口に触れた手でドアノブなどを触り、それが乾燥して飛沫し、それを吸い込むことで感染するもの。
代表的なもの
- インフルエンザ
3.空気感染
空気中を浮遊しているウィルスを吸い込むことで感染するもの。
代表的なもの
- 結核
- 水疱瘡
(※実際はもっと細分化されています)
結核のような病棟隔離が必要なものを日常レベルで防ぐのは不可能なので今回は
- 接触感染
- 飛沫感染
にフォーカスします。
接触感染・飛沫感染の予防策
感染源を断つことが基本です。
そのために必要なのが
- 手洗い
- うがい
- マスク着用
介護施設では、3大感染源(血液・体液・排泄物)に触れる際は
- マスク
- ビニール手袋
- (場合によっては)ガウン
を装着し
- 1処置1手洗い
が基本です。
ノロウィルス感染者の排泄物を素手で処理したり、インフルエンザ感染者の咳を直接浴びるなんて絶対にNGです。
対象は
『疑わしきもの全て』
電車で隣に座った人がインフルエンザ感染者かも知れないし、ノロウィルス感染者が公共トイレのドアノブを触っているかも知れません。
病気にかかったことがないから大丈夫!!
という人も、もしかしたら自分が媒介者になっているかも知れませんよね?
- 伝染らない
- 伝染さない
が基本です。
自分以外の人間は全員病気で、自分も病気かも知れない!!
くらいの意識を持ちましょう。
介護施設によくある大惨事
家族誰かがインフルエンザ感染して伝染されて一家全滅…
みたいな経験ありませんか?
介護士がコレになると最悪です。
家族にインフルエンザ伝染されたことに気付かずに出勤して、施設で入居者に伝染して大流行…
地獄絵図です。。
高齢者のインフルエンザ感染は命に関わります。
まとめ
スタンダードプリコーション(標準予防策)とは3大感染源である
- 血液
- 体液
- 排泄物
には絶対に直接触れない。
そのために必要なのが
- 手洗い
- うがい
- マスク着用
24時間意識しましょう。
感染するということは
アナタ自身が
爆弾になるということ。
大惨事を起こさないためにも
徹底しましょう。
同じく感染予防の基本である“咳エチケット”の記事もあるので、是非ともご覧下さい。