なぜマスクをするのか?
介護士K (@kaigo_kk) です。
何故マスクを付けるのですか?
毎年この時期になると、街中はマスクをしている人で溢れ返ります。
こんなにマスクをしているのは日本人くらいで、外国人から見ると不思議な光景だそうです。
マスクをしている人に
なぜマスクをしているの?
と聞くと大半の人は
風邪予防
などと答えると思います。
それでは質問です。
マスクをしていると、なぜ風邪を防げるのですか?
これ、明確に答えられる人どれ位いますかね?
今回はこれについて説明していきます。
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例えば【インフルエンザ】
この時期になると巷でインフルエンザが流行します。
介護施設などで蔓延するとエラい事になるので、毎年この時期は戦々恐々とします。
ある入居者様がインフルエンザに感染したとします。
すると、担当フロアの職員は介助に入るのを嫌がります。
中には、インフルエンザに感染症したくないから、所属フロアに入ることすら躊躇う人もいます。
得体の知れない未知の恐怖である場合
同じ空気を吸うと感染するかも!
と思う気持ちは分かります。
質問です
インフルエンザはどのようにして感染するのでしょう?
正解は…
飛沫感染
飛沫感染とは
感染した人が咳やクシャミをした時に飛んだ唾を吸い込んで感染する
感染した人が鼻水を手ですすり、その手でドアノブなどを触る。そこに触れた人がその手で口や鼻などの粘膜に触れて感染する
また、ドアノブなどに付いたウィルスが乾燥して飛沫し、それを吸い込んで感染する
かなりザックリですが、こんな感じです。
よく【空気感染】と勘違いしている人がいますが、空気感染は【結核】などの病棟レベルで隔離が必要な病気などであり、インフルエンザは違います。
(※厳密には飛沫するウィルスの大きさによったりするので、専門的なことを知りたい方は検索してみて下さい)
つまり、インフルエンザは空気感染ではないので、30メートル先の感染者を警戒する必要は無いのです。
ちなみに、咳やクシャミで唾液が飛沫する距離は1~2メートルです。
インフルエンザ伝染りたくないから、同じ空間の空気吸いたくない!
と警戒する必要はありません。
とはいえ、街を歩いていて誰がインフルエンザに感染してるか分からないですし、隣の人が不意に咳やクシャミをしたら避けるのは困難なので
マスクを付けるのです。
マスクをしていれば直撃が防げます。
飛沫感染の主な入口は
- 鼻と口
ここからの侵入を防ぐだけで、リスクはかなり減ります。
だから、人混みに行く時はマスクをするべきなのです。
満員電車とか最悪ですからね。。
よく、電車乗った後とかに具合悪くなったりするのは、何かしらに感染してる人の唾や鼻水を知らぬ間に吸い込んでいるからです。
人の唾や鼻水を吸い込む…何も感染していない人だったとしても、想像すると嫌ですよね。。
ちなみに、空気感染するようなウィルスだった場合は市販のマスクでは防げないので、万が一感染者が同じ空間に居たとしたら、諦めて天に祈るしかありません。
インフルエンザをはじめとする感染症について具体的に解説すると長く細分化されるので、今回は超初歩に止めておきます。
全ての感染症対策の基本についてはスタンダードプリコーション(標準予防策)で解説しているので、是非ご覧下さい。
- マスク
- 手洗い
- うがい
徹底していきましょう!