『NG職員』最強説【特徴・対処法】
介護士K (@kaigo_kk) です。
介護現場で「最強」の人種をご存知ですか?
介護現場で「最強」なのは
間違いなく『NG職員』です。
曲者揃いの介護業界を生き抜くには、ある程度の「逞(たくま)しさ」が必要であり「逞しさ」には…
- 良い逞しさ
- 悪い逞しさ
があります。
悪い「逞しさ」の最上位に君臨するのが『NG職員』です。
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『NG職員』の特徴
『NG職員』の特徴は…
- やる気がない
- 決められた事が出来ない
- 回りがフォローしても気付かない
注意しても、何が問題か自覚できないから改善せず、同じミスを繰り返す。
回りが苛立っていることに気付かず、さらに空気読めない発言をする。
どの職場にもこんな『NG職員』が存在します。
シフトを貰った時、出勤日のメンバーを確認して
(あぁ、この日終わった…)
と思うこと、ありますよね?
物凄い分かります。
『NG職員』の尻ぬぐいに奔走している皆さん、心の底からお疲れ様です。
『NG職員』撲滅は不可能
私は『NG職員』に対して
「介護職としてどうなんだ!?」
「社会人として失格だ!」
と言いたいわけではありません。
そう思うこと自体が不毛です。
「2:6:2の法則」でも解説した通り、『NG職員』はどの組織にも必ず存在します。
介護施設に「サボる」職員がいる理由【2:6:2の法則】
どの集団にも、必ず2割「サボる」人間がいます。人間界にも、動物界にも、全てに当てはまります。この法則を知っておくと、「サボる」人間にイライラする頻度が減ります。
社会は大きく分けて…
- 振り回す人
- 振り回される人
で成り立っています。
ストレスなく生きていけるのは、言うまでもなく
- 振り回す人
仕事が出来なくても、給料安くても、何言われても気にならない、ストレスが溜まらない。
社会を生き抜くうえで、『NG職員』は間違いなく最強です。
『NG職員』も頭数
介護業界は人手不足のため『NG職員』も立派な「頭数」です。
組織に不利益をもたらす人間がいると、優秀な人間が辞めるリスクが上がります。
とはいえ、人手不足で『NG職員』なしでは回らない事業所もあります。
そして、今の時代いかに『NG職員』とはいえど、余程の問題がない限り、切ることは出来ません。
結果『NG職員』の温床になっている事業所も多々あります。
『NG職員』最大の問題点
陰湿なイジメ、サボリ常習犯…
明らかに問題のある職員なら対処のしようがありますが『NG職員』の多くは…
- やる気がない
- 決められた事が出来ない
- 回りがフォローしても気付かない
というだけで、大きな問題を起こすわけではありません。
日々マイペースに仕事をしている
『サイレントNG職員』なので、大問題に発展しません。
自分のペースで仕事して
怒られたら取り合えず謝って
毎月決まった給料・ボーナスが貰える。
これで良しとできる人間は、社会人として「最強」です。
人より優れた能力を持っていて、バリバリ仕事して、認められて出世した結果、重責に耐えきれず、心身を壊して社会からフェードアウト…
そんな人より『NG職員』のほうが、社会を生き抜く戦闘力は高いのです。
不条理ですが、現実です。
『NG職員』との向き合い方
『NG職員』の撲滅は不可能ですし、改善も望めません。
対応策はただ1つ
気にしない。
「俺はこんなに頑張ってるのに、アイツは何なんだ!?」
「アイツと同じ給料なのは納得できない!!」
そう思ったところで
どうにもなりません。
人間関係ストレス
不動のトップ1位は
- 自分以外に対する「執着」
「執着」とは思い悩んでもどうにもならない事です。
変わらない相手に期待しても、不満を抱いても、何にもなりません。
勝手に期待して、勝手に裏切られて、ストレスを溜めるだけです。
他人は変わりません。
この人は、こういう人なんだな。
事実だけを受け止めて、何も期待せず、反応せず、仕事をするのがベストです。
指導する側であれば、出来る仕事だけを任せて、出来ない仕事は振らないのがベストです。
全員を同じ土俵に上げてしまうと、不公平が生じて、できる人たちが潰れてしまいますからね。
「お局」とか「教祖」とか、古から不治の難病ですからね。
【永久保存版】介護現場の「お局」対策
【永久保存版】介護現場の「お局」対策マニュアル。長年の経験をもとに導き出した「4つ」の具体的な対策です。きっと役に立ちます。
介護現場をダメにする『教祖』の生態
介護現場には「お局」並みにタチが悪い『教祖』が存在します。この記事を読めば、介護現場を失墜させる『教祖』の生態・対処法について理解できます。
最後に
真面目に生きて潰れるくらいなら『NG職員』になるほうが、社会を生き抜く選択肢としては、合理的で賢いのかも知れません。
まぁ、意識して『NG職員』に成れるかどうかは分かりませんが…
派遣時代、他のフロアで厄介払いされた『NG職員』だけを集めた恐怖のフロアがありました。
そのフロアだけ、原因不明の事故が多発していました。
人間関係ストレスの大半は、どうにもならない事に対する「執着」から生まれます。
「執着」を捨てると、ストレスフリーな人生が送れます。
これにはトレーニングが必要ですが、今のままストレスを抱え続けていくよりは、健康に良いと私は考えています。
人間関係の「執着」をなくす参考として、こちらの書籍がお勧めです。
人生の指南書として、一家に一冊備えておきたい1冊です。
ご興味ある方は、チェックしてみて下さい。
『NG職員』に振り回されず、ストレスフリーで仕事をする介護士が増えれば、介護業界の離職率は減るはずです。
自分の考え方を変えるのが、最大の近道です。
無駄なストレスは捨てましょう。