2021/04/12

介護士K (@kaigo_kk) です。
今回は【NG職員最強説】について。
今まで介護業界で仕事をしてきて確信していることがあります。
それは、介護業界を生き抜いていくには【NG職員が最強】ということ。
陰湿なイジメ、サボリ常習犯など、様々なタイプの【NG職員】がいますが、私が1番最強と考えているのは、自身のNG加減に全く気付いていないタイプ。
このタイプは基本的にモチベーションがゼロに等しく、決められた事を決められた通りにするだけでも難があり、回りがフォローしてもそれに気付かない。
問題点を指摘しても、何が問題か自覚できないから改善しない。
注意されたら謝るものの、同じミスを何度も繰り返す。
それでも、一切気にしない。
回りが必死でフォローしたり苛立っていることに全く気付かず、その上で更に空気読めない発言をしたりする。
これって、最強じゃないですか?
今の介護業界を生き抜くには、間違いなく最強だと思います。
どの職場にも程度は違えど、こんな【NG職員】が1人はいると思います。
シフトが出て夜勤パートナーが分かった瞬間
あぁ、この日オワタ…
と思った経験、ありますよね?
そういう【NG職員】のフォローや尻拭いに奔走している皆様、本当にお疲れ様です。
今回、私はそんな【NG職員】に対して
介護職としてどうなの!?
社会人として失格だ!
と言いたいわけではありません。
社会は大きく2つに分けると
- 振り回す人
- 振り回される人
で成り立っています。
言うまでもなく、ストレス無く社会を生きていけるのは
- 振り回す人
経営者をはじめとする組織のトップも振り回す側に入りますが、責任や仕事量が伴います。
仕事が出来なくても、給料安くても、何言われても気にならない。
気にならないから、余計なストレスが溜まらない。
社会を逞しく生き抜いていける最強の人種は、間違いなく【NG職員】です。
個人成績が関わる仕事なら戦力外通告もあり得ますが、介護業界をはじめ万年人手不足の業界は、それでも立派な【頭数】
辞められては困るわけです。
組織に不利益な人間を引き留めると優秀な人間が去るので、良くないという考えもあり、私もそれに同意見なのですが、介護現場は目の前の1日1日をクリアしていかなければなりません。
いかに【NG職員】といえど、余程の問題がなければ切ることはできないのが現状です。
結果【NG職員】の温床になっている職場も多々あるようです。
一時期派遣で行った職場は、他のフロアで厄介払いされた【NG職員】だけの恐ろしいフロアがありました。
そのフロアだけ、やたら原因不明の事故が多発してました…
話を戻します。
冒頭で述べた陰湿なイジメ、サボリ常習犯タイプの【NG職員】は、それが原因で職場を追われるケースがありますが、特に問題を起こすわけでもなく、日々マイペースに仕事をしている【サイレントNG職員】は、そういうことに発展しません。
自分のペースで仕事をして、怒られたら取り敢えず謝って、安くても毎月決まった給料貰えて、ボーナスまで貰える。
これで良しとできる人間は、社会を生き抜く上で最強です。
人より優れた能力を持っていて、バリバリ仕事して認められて出世した結果、重責に耐え切れず身体を壊したり精神を病んで辞めてしまった。
そういう人より【NG職員】のほうが、社会を生き抜く戦闘力は高いのです。
不条理ですが、現実です。
社会は、3割の能力者がその他7割を牽引して成り立っています。
真面目に生きて潰れるくらいなら【NG職員】になるというのも、社会を生き抜く1つの選択肢としては賢いのかも知れません。
まぁ、意識して【NG職員】に成れるかどうかは分かりませんが。
私は現在、絶賛振り回され中です。
NG側には回りたくないので、日々多少の無理をしています。
何故そうしているかと言うと、将来安月給で【NG職員】に使われたくないからです。
あと、性格的に【NG職員】には成れそうもないのでね。
追伸。
以前、これに似た介護に興味のない介護職員という記事も書いたので、宜しければご覧下さい。