チームプレーが苦手な介護士【理想と現実】
介護士K (@kaigo_kk) です。
チームプレーに向かない介護士の特徴。
理想が高い介護士ほど、チームプレーに向かないケースがあります。仕事して介護をする以上、現実味のない理想論に固執すべきではありません。
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チームプレーが苦手な介護士
介護士の中には、介護に対する思い入れの強い人がいます。入居者1人ひとりと親身に向き合い、その人に合った介護をすることが介護職の使命であると。
一見、志のある素晴らしい介護士のように思えますが、このタイプは高確率でチームプレーに向きません。
理想論だけでは成立しない
介護施設には大勢の人が暮らしています。介護士も1人で大勢の対応をしています。
1人に目を向けた結果、他者の対応に支障を来す場合、どんなに素晴らしい事であっても、やるべきではありません。
通常業務だけで手いっぱいな状況で、更にやることを増やしてしまうと、キャパシティオーバーします。その結果、業務に隙ができて思わぬ事故が発生します。介護現場ではよくある事です。
マンパワーには限界があります。現実に目を向けることが大事です。
現実が見えていない
介護はこうあるべきだ!
と訴える介護士に限って、理想論に傾倒して現実が見えていない場合が多い。そのくせ、変に頑固でチームプレーに適応できない。
これでは、ただの独りよがりです。
理想を求めること自体は素晴らしいですが、それが物理的に実現できない場合はやるべきではないし、それを受け入れる必要があります。
理想と現実の違いを理解し、限られた時間・マンパワーで何ができるかを考える。それをマニュアルに組み込んで手分けして動く。
これがチームプレーです。
これが出来なければ、どんなに素晴らしい考えも絵に描いた餅です。
理想だけ高い人の末路
理想だけ高い介護士は、自分の思う介護ができない時に
ここの施設はダメだ!
ここの職員は駄目だ!
この施設は僕に合わない!
と捨て台詞をはいて、チームから孤立したり、辞めてしまったりします。そして、違う環境へ行っても、同じことをくり返します。現実を受け入れられずに現場を離れてしまう人もいます。
価値観は人それぞれです。置かれている環境によっても出来る事が違います。理想と現実の狭間で、何が出来るかを考え実行することが、チームプレーの基本です。
納得のいかない事なんて沢山あります。とことん理想を求めるなら、ボランティアが一番です。仕事として介護をするなら、現実味のない理想論は頭の片隅にしまっておきましょう。