夜間の「巡視」で注意すべきこと
介護士K (@kaigo_kk) です。
今回は夜間の巡視について。
夜勤中は、1時間に1回くらいのペースで各居室の巡視をします。
目的は
- 生存の確認
- 安否の確認
- 所在の確認
枕元に嘔吐していてり、吐血していたり、呼吸が止まっていたり等、状態が著しく変化していることがある為、必ず定期的に巡視をする必要があります。
仕事を始めた頃は
そんなマメに回らなくても
と面倒に感じていたのですが、夜勤をするようになって半年くらい経った頃、ある入居者様の居室へ伺ったら呼吸が止まっていたことがあり、その時に巡視の大切さを実感しました。
また、部屋からいなくなっていて、廊下の奥で転倒していて頭から出血…なんてこともありました。
夜間は動きは少ないものの、職員も最低人数のため、フロアの状況を把握するためにも、巡視は大切な仕事です。
以前、巡視を適当にやっている先輩がいて、それが原因で事故が発生し、主任にめちゃくちゃ怒られていました。
まぁ、当然ですよね。
新人指導の時にも、巡視の大切さはしっかり教えるようにしています。
巡視の際の具体的な観察ポイントは別の機会に説明するとして、今回は巡視の時に気を付けるべき事について。
巡視の時に注意すること。
それは
物音をたてないこと。
初めて夜勤に入って先輩について巡視に回っていた時、こんな注意をされました。
足音がうるさい!
先輩は巡視の際、殆ど足音をたてずに歩いてました。
足音以外にも、ドアを開ける時も、カーテンをめくる時も、極力物音をたてないようにそーっと行っていました。
一方私は、初めてで緊張していたこともあり、メモを取りながら早足の先輩に必死についてバタバタと歩いていました。
私は1度だけ入院したことがあり、その時は慣れていないこともあり、夜あまり眠れませんでした。
やっと眠れるかなと思った時、ナースが巡視に回ってくる時の
カツーン カツーン
という靴音でふと目を覚ましてしまうことがありました。
人間って、1度気になると気になり続けてしまうんですよね。。
ただ、中には靴音殆ど立てずに巡視してくれるナースもいて、その時は
あれ?巡視来たのかな?
というくらい、何も気付きませんでした。
うちの母親は、昔から少しでも物音がするとすぐに起きる人でした。
入居者様の中にも同様に、少しの物音や気配に反応してすぐに起きてしまう人がいます。
そして、そこで起きたのが切っ掛けで眠れなくなり、徘徊した結果に転倒…
なんてこともあります。
巡視の際は
- 足音
- ドアを開ける音
- カーテンをめくる音
など、物音を極力たてないことが大切です。
生存の確認などに比べたら大して重要でないように思えますが、介護の仕事は入居者の生活の場に入るものなので、生活を妨げないのは大切な仕事です。
私は、夜間は泥棒になったつもりで巡視をしています。
物音をたてないこと。
地味ですが、介護士の大切な仕事の1つと考えています。