介護士Kのブログ Written by 介護士K

下拭きタオルは1人1枚

豆知識

介護士K (@kaigo_kk) です。

今回は介護現場に圧倒的に足りないことを書きます。

それはズバリ【コスト意識】

介護職員というより業界全般かな?

今回は、現場でできるコスト削減について1つ書いてみようと思います。

 

  • 下拭きタオルは1人1枚

 

トイレ介助、オムツ交換の時に下拭きタオルを使用します。

お尻を拭くタオルのことです。

おしぼりのような物もあれば、使い捨てのウエットティッシュのようなものもあります。

介護職を始めた当初、オムツ交換が下手で、便処理に四苦八苦していました。

上手く処理できず、下拭きタオルを何枚も何枚も使ってました。

そしたら怖い先輩に

何枚タオル使ってるの!

と、めっちゃ怒られました。

そして

下拭きタオルは1人1枚、便の時は2枚!

と言われました。

言われた当時は

そんな細かいこといいじゃねーかよ!

と思っていましたが、実はコレとても大切なこと。

下拭きタオルは備品。

即ち【コスト】

1人2枚使うところを1枚にすれば、単純にコストは半分になります。

何が何でも1枚で済ませという訳ではありませんよ?

ベッド上で背中まで便汚染している人を下拭きタオル1枚で対処しろなんて、鼻からペペロンチーノ食べろと言うようなもの。

出来たらイリュージョンです。

ただ、通常なら1人1枚で大概対処できます。

最初は難しいですが、慣れたら誰にでもできます。

いつまで経っても出来ないのは、職務怠慢です。

それに、下拭きタオル1枚で済ませるということは、テクニックが必要ということ。

即ち、心掛けていれば自ずとスキルアップに繋がるということ。

オムツ交換にも言えること。

オムツは大概

  • オムツ+パッド

をセットで使用します。

オムツの内側にパッドを入れて、オムツ交換の時は中身のパッドを交換するのがスタンダードです。

この時、パッドの当て方が下手だと、オムツまで汚染して両方交換することになります。

逆に、ちゃんと当てていればパッドのみの交換で済みます。

1回のオムツ交換でオムツとパッドを無駄にし、下拭きタオルを何枚も使用するのと、パッド1枚と下拭きタオル1枚で済ませる。

どちらが無駄か一目瞭然ですよね?

塵も積もればエラい事です。

介護現場にはオムツ交換がロクに出来ない介護職員が大勢います。

もし自覚のある人は、コスト意識を持ってスキルアップに努めて下さい。

また、指導する側の人は、是非コスト意識を持って取り組むことを伝えて下さい。

コストは給与に直結します。

無駄を重ねれば誰が損するかは、もうお分かりですよね?

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