教わる方もコレ言っちゃ駄目
介護士K (@kaigo_kk) です。
前回の記事と逆のこと書きます。
前回の記事では新人教育のタブーについて書きました。
今回は教わる側の姿勢について。
新人教育をしていると、たまにこんな事を言ってくる人がいます。
私、仕事覚えるのに時間が掛かる方なので
まぁ、実際にそうなんでしょう。
ただ、これ言われた時いつも思います。
この人、仕事覚える気ないな
と。
自分から “仕事覚えるの遅いんで” みたいな事を言ってくる人は高確率で
覚える工夫や努力をしない。
そして、宣言することによって
私は仕事が中々覚えられないから、出来なくても怒らないでね。無理に沢山仕事教えようとしないでね。
みたいな心情が見え隠れ。
というより、見え見え。
これじゃイカンのですよ。
そういう人を見ていると、大概教わっている時にメモを取ろうとしない。
流れの中でメモを取る時間を作っても、メモを取ろうとしない。
メモは大丈夫かと聞くと
あっ、ハイ。。
とようやくメモを取るも、それ以降も言われないとメモを取らない。
そして、分からない事を質問してこない。
1日の業務の振り返りもしない。
結果、次に同じ勤務に就いた時、教えたことができない。
注意される。
落ち込む。
ハイ、介護現場アルアルの出来上がり。
1度教わった事を次回から完璧にこなせる人は滅多にいません。
慣れたベテラン職員でもミスはあります。
1度教わった事を次に出来ないことが問題ではなく、覚える努力や工夫をしないことが問題なのです。
能力には個人差があるので、同じことを覚えるにしても、早い人もいれば時間が掛かる人もいます。
ただ、基本姿勢として、例えば20回教わってやっと覚えられる人なら
10回目で覚えよう!
そのためには…
という姿勢が大切なのです。
それをしないで
覚えるのに時間が掛かるので
と言ってしまうのは、職務怠慢宣言です。
教育する側の能力も関わってきますが、双方このような姿勢で臨むことが大切です。
よく勘違いしている人がいるのですが、仕事を覚えることを努力目標にしては駄目です。
仕事において必要なのは、出来るようになったという結果です。
頑張ったんですが、できませんでした。
コレが通用するのは、学生時代までです。
だって、お金貰ってるんだから。
介護職員が
1年頑張ったのですが、今だにオムツ交換ができません
営業マンが
1年頑張ったのですが、1件も契約取れませんでした。
アナタが上司なら、どう思います?
新人教育に限らず、何事もこのスタンスで取り組むことが大切です。
仕事においては、出来ないより出来るようになった方が
自信に繋がりますしね。