介護士が『働きやすくなる』ブログ

介護士Kです。現場の介護士が『働きやすくなる』情報を発信中。

ツンデレ介護士

time 2017/09/18

ツンデレ介護士

介護士K (@kaigo_kk) です。

今回は身体介護について。

介護の基本は

 

【自立支援】

 

介護士は何でもかんでも手伝うのではなく、痒い所に手の届く存在である必要があります。

自分でベッドから立ち上がって車椅子に移れる人を、力任せに持ち上げる様な介助は良くありません。

時間が無いから等と理由を付けて、ゆっくりなら自力ででできる人を過剰に介助してしまうのは

事故の元です。

いかに介護現場が人手不足でバタバタであっても、そういう手抜きは御法度です。

とはいえ、入居者様の中には依存心が強く、自分で出来るのに手伝って貰おうとする人が結構います。

高齢になる程一つ一つの動作が億劫になりますし、動作に痛みが伴う場合もあります。

それがなくても、人間は生来怠け者ですからね。

中には、優しくて何でもしてくれる介護士にだけ頼む人もいます。

私はツンデレ介護士なので、あまり頼まれません。

とはいえ、手伝ってよ~と頼まれた時に

出来るでしょ!

怠けちゃ駄目!

みたいなことを言われたら、やる気起きませんよね?

私だったら嫌です。

今回は、そんな入居者様に対するツンデレ介護士BB の対応について。

 

◼トイレ一部介助のS様

車椅子を自操できる方で、トイレ希望時は自らトイレまで行き、ナースコールで呼んでくれます。

そこに私が伺います。

S様は手すりに捕まって立ち上がる力はあるのですが

持ち上げて

と毎回必ず頼んできます。

そんな時、私は臀部辺りに手を添えて持ち上げるフリをして

いきますよ~

いちに~の~

さん!

“3”と言った所で

パッと手を離します。

すると…

 

 

スッ

 

 

と立ち上がります。

そこですかさず

出来るじゃないですか~

と言うと、S様は決まって

手伝ってくれたからよ~

と言います。

そんなS様、持ち上げてと頼まれた時に

嫌です。自分でやってみて下さい。

と伝えて後ろで見ていると

う~ん

う~ん

やっぱできないわよ~

助けてよ~

と嘘泣き。

わかりました、手伝いましょう。

いきますよ~

いちに~の~

さん!

 

スッ

 

と立ち上がります。

これはS様と私のお約束コントになってます。

 

◼車椅子を押して欲しいK様

K様は車椅子を自操できるのですが、押して貰いたい。

ベッドから車椅子へ移って頂き、廊下まで案内。

そこで

あとはお願いします。

と言って、少し離れて見ていると、少しの間自操せずに止まっています。

誰も手伝ってくれないと思ったら、ゆっくり自操を始めます。

その時、近くを職員が通り掛かったら

 

自操をやめます。

 

その職員も他者のナースコール対応のためK様の横を素通り。

K様はすぐには動きません。

そして、しばらくして手伝ってくれないと思うと

自操を再開します。

それを4~5回繰り返して、ようやく居室から食事席へ到着します。

優しい職員が対応すると、ベッドから車椅子に移った直後から微動だにしません。

私はツンデレ介護士なので

あとは宜しく~

的なことを伝えて去ります。

K様は私は手伝ってくれないと分かっているので、すぐに自操を始めます。

などなど。

甘えや依存は悪いわけではありません。

人間誰しも疲れていたり、その気になれない時はあるものです。

それを都度突っぱねるだけでは

 

ただのスパルタです。

 

その時々の状況で対応を変えつつ支援することが大切です。

車椅子からベッドへ自力で移れるのに、職員が視界に入ると手伝って貰おうと動かないH様。

カーテンの影に隠れて見ていると

しばらく回りをキョロキョロ見渡し

 

スッ

 

スムーズにベッドへ移り、布団を被りました。

介護現場で

出来るんだから自分でやって下さい

このように上から説教をする介護士をたまに見掛けます。

措置の時代から介護に携わってたベテランに多いです。

相手のモチベーションを下げたところで何も始まりません。

目的は自主性を引き出すことなのだから、どんなテクニックを使っても

相手のモチベーションに繋がるなら、それで良いのです。

余談ですが、トイレで立ち上がらないS様に

 そんな甘えてばかりいると

今日から口ききませんよ

と言ったら

ある日は自力でスッと立ち上がり、ある日は微動だにしませんでした。

コミュニケーションに正解はありませんね。

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