子持ちの「女性職員」を大切にしない介護施設に未来はない
介護士K (@kaigo_kk) です。
子持ちの「女性職員」大切にしない介護施設は滅びます。
どの介護現場にも、子持ちの女性職員がいると思います。
子供が小さい頃は、子供の体調次第で休みがちになるタイミングが必ずあります。
出勤して勤務に入るも、30分後に保育園から電話があって…とか。
インフルエンザなどの感染症シーズンは、子供切欠で感染して…とか。
人手不足の介護現場にとって、欠勤や早退はハッキリ言って痛いです。
フロアのリスクも、他の職員負担も増えます。
少人数で回してる施設にとっては、1人の欠勤は致命的です。
そんな状況なので、子持ちの女性職員を冷遇したり、そういう職員が肩身が狭い思いをしている施設もあるようです。
知人が以前勤めていた施設がそうでした。
知人は妊娠したことを上司に報告したら…
「えっ、来月からシフトどうするの?迷惑なんだけど」
『おめでとう』の一言も何もなく、そう返されたそうです。
妊娠を報告した後から、同僚の態度も明らかに冷たくなったそうです。
「最近、誰かさんのせいで勤務片寄ってしんどいわぁ」
わざと知人の耳に入るような声で嫌味を言われたことも何度もあったそうです。
知人は病んでしまい、その施設を辞めました。
正しい判断だと思います。
知人は今、派遣として無理のないペースで働いています。
派遣先の施設は子供に理解があり、今はストレスなく仕事ができていると話していました。
ここまでで全て書き切ってしまった感がありますが…
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子持ちの「女性職員」を大切にしない介護施設に未来はない
理由を説明します。
休むほうも気が重い
私が働いている施設には、常勤、非常勤、派遣含め、小さなお子さんがいる女性職員が多くいます。
子供の体調不良で早退・欠勤する時は、物凄い申し訳なさそうにしてます。
当人たちも、現場か大変なのを重々理解しているので、欠勤連絡の電話の時は…
「今日、ただでさえ人少なくて大変なのに…本当、すみません。。」
電話越しで申し訳なさそうな気持ちがヒシヒシ伝わってきます。
私は、そんな電話を受けた時は、最後に必ず…
「気にしなくていいよ、何とかなるから。お大事に」
と伝えてます。
内心では…
(マジか…今日は大変になるな…)
と思ってしまう時は正直あります。
ただ、仕方のない事なので、後のことは現場で何とかすればいいんです。
「マジ?明日は来れんの?」
こんな事を言ってしまう人は、バナナの皮でスベればいい。
職場・同僚の負担を思って申し訳なさそうにしてる人を蔑ろにするなんて、人として最低です。
中には、自分が子育てをしてる時、回りにフォローされた過去があるのに、他人には厳しいという厄介な人もいます。
そういう人の部下は不幸ですよね。。
「母」は強し
私の見てきた限りの話ですが、女性は子供ができると逞しくなります。
産休から復帰後は、以前よりもバリバリ働くようになります。
守るものが出来たからか、以前よりも責任感が強くなっているように感じます。
しばらく夜勤に入れないなど、勤務の制限はありますが、子持ちの女性職員は頼もしい存在です。
私が働く施設では、子持ちの女性職員が1番イキイキと仕事をしています。
常勤職員は夜勤が多いので、日勤帯は彼女たちがフロアを守ってくれています。
彼女たちは、仕事後には家事育児が控えているので、定時キッカリに上がって、1分1秒でも速く職場を出たいのです。
そのため、見ていると非常に効率的で無駄のない動きをします。
見ていて感心します。
彼女たちの意見が、業務効率化に繋がったケースは多々あります。
未来の貴重な戦力になる
妊婦さんや子持ちの女性職員は、言うまでもなく若いです。
若い上に働く理由もある。
そんな職員を大切にしない理由あります?
彼女たちは、自分の都合を受け入れてくれる職場を求めています。
ハイパフォーマーで、長年勤めてくれる若い職員って、どの職場でも渇望してる人財ですよね?
そんな人たちを…
- 休みがちだから
- すぐ早退するから
- 夜勤に入れないから
などの理由だけで冷遇するって、愚かすぎません?
私の考え、合ってますよね?
子供が大きくなってくれば、普通にフルシフトに入れます。
そして、見てきた限り子持ちの女性職員の離職率は低いです。
未来の貴重な戦力を大切にしない理由あります?
あったら教えて下さい。
勿論、人による
コレも一応書いておきますね。
うちのフロアは幸い彼女たちの人格に恵まれていますが、中にはそうでない人もいます。
子供がいるから休むのが仕方ないと思い込んでいて、何かとすぐ休んだり、それについて悪いと全く思っていないみたいな…
邪推は良くありませんが
(コイツ、サボりじゃね?)
と疑いたくなるような事もあったりします。
そういう人には、ちゃんと話をして、必要な時はきちんと注意すべきです。
そうでないと、回りから不満が上がります。
ただ贔屓にするのではなく、飽くまで他職員と平等に見ることが大事です。
最後に
子持ちの職員は、子供の体調不良などで早退・欠勤することは多々ありますが、それはある程度は仕方のない事です。
早退、欠勤、勤務の制限など、一時的なデメリットだけで冷遇するのは、あまりにも短絡的過ぎます。
彼女たちは若く、そしてハイパフォーマーです。
大切にすれは貴重な人財になります。
子持ちの「女性職業」を大切にしない介護施設に未来はない。
もし、あなたが働いてる環境かそうであるなら、「転職」を考えるいい機会かも知れません。