トイレ誘導はチャンス!!
介護士K (@kaigo_kk) です。
極めてユルい内容なので、気合い入れて読まないで下さい。
私にとっての仕事ストレスは中間管理職的なものが殆どで、利用者と接する上でのストレスは殆どありません。
(殆ど…ですけど。。)
介護職は多忙でなかなか利用者さんとゆっくり話す機会はありませんが、トイレ誘導時など、ふとした時に会話できます。
今回は“しづ江さん”と私のトイレ誘導時の会話について。
スポンサードサーチ
しづ江さんの行動パターン
しづ江さんは車いす自操(※自分で動かせる)
毎日16時を過ぎると、凡そ10分おきにトイレ通いが始まります。
トイレではズボンの上げ下げ介助が必要なのですが、ナースコールを50%の確率で押してくれないので、常に動きを見ておく必要があります。
しづ江さんは穏やかな人なので、介助の際はだいたい
ありがとうね。ごめんね。
と言ってくれます。
そんなしづ江さんと私の日頃のやり取りをご紹介します。
1回目のトイレ
16時を過ぎた頃、しづ江さんがトイレに向かいはじめました。
(おっ、今日も始まったな)
後ろから忍び寄ります。
しづ江さん、私から逃げようなんて甘いですよ。
あら、見つかっちゃった。やっぱり、お兄さんには敵わないわね。
1回目のトイレ終了。
2回目のトイレ
10分後、トイレへ向かうしづ江さん。
しづ江さん、また逃げようとしてるんですか?私のことが嫌いになったんですか?
そんなことないわよ。トイレへ行くだけよ。
2回目のトイレ終了。
3回目のトイレ
10分後、トイレへ向かうしづ江さん。
汚いお尻見せちゃってごめんね。
お尻を見るだけでお金が貰えるんですから、こんな楽な仕事はありません。
3回目のトイレ終了。
4回目のトイレ
20分後、トイレへ向かうしづ江さん。
何度もごめんね。私のために迷惑かけちゃって。
しづ江さんのためなら空も飛べる筈です。
4回目のトイレ終了。
5回目のトイレ
何度もごめんね。
本当、しづ江さんのお陰でクタクタですよ。もう疲れました。
そうよね、本当にごめんね。
しづ江さんのために走り回った後のビールが旨いんですよ。
5回目のトイレ終了。
積み重ねが信頼になる
しづ江さんに限らず、私の日頃の声かけはこんな感じです。
介護現場は人手不足でバタバタ。
なかなか利用者さんとゆっくり会話する時間ありません。
こういう事いうと
んじゃ業務効率化しろ!
なんて声も聞こえてきますが、どこも最大限効率化した上で、それでもカツカツなくらい現場って人手不足なんですよ。
こう言っても、伝わらない人には伝わりませんけどね。。
たとえ時間がなくても、トイレ誘導やオムツ交換、入浴介助など
- 30秒~5分
くらいの会話を積み重ねていけば、信頼関係って築けるんですよね。
相性もあるので誰とでもとは言い切れませんが、少なくとも相手に不快感を与えることはなくなります。
介護職に就いて間もない方、これから介護の仕事をしようとしてる方。
コミュニケーションをあまり深く考え過ぎないで下さい。
参考までに、声かけの上手な介護職員はこんな感じです↓↓
相手は人間。
コッチも人間。
仰々しく接していては、なかなか距離は縮まりませんから。