転職のデメリット
介護士K (@kaigo_kk) です。
転職は【デメリット満載】です。
【転職】を推奨する人多いですよね。
ひと昔前に比べ、転職紹介サイト物凄い増えましたよね。
介護業界は人手不足なので転職は簡単です。
環境を変えることで、人生自体が好転することもあります。
ただ【転職】というワードに敏感に反応してしまう人はデメリットも踏まえておく必要があります。
ホリエモンみたいな人が
今は個の時代。組織に囚われる生き方は終わってる。
的な発信をすれば
オレも自分の人生を羽ばたいてやる!!
なんて反応して行動する人が出てきます。
成功例ばかり目につきますが、実際は転落している人のほうが圧倒的多数。
転職についても、必ずしも成功するとは限りません。
今回は否定ではなく、現実的な視点から見た“転職のデメリット”について。
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転職サイトに登録してみた
私は数年前、当時の自分のキャリアで転職したらどんな転職先があるか、収入が変わるかを知りたくて
に登録しました。
当時はリアルに転職を考えていたのでね。
登録後に面談することになり、1時間以上、職務経歴や今の施設での役割など、色々細かく聞かれました。
こちらの要望や質問に対してもとても丁寧に答えてくれて、感心したのを覚えています。
その時の話の内容で印象に残ったのが
転職回数はデメリット
介護業界の1番の問題は
- 定着率の低さ
そのため、1つの施設に長く勤めていた人が転職に有利だそうです。
例えば
◼️Aさん
- 老健で副主任 3年で退職
- 特養で主任 5年で退職
- 有料で主任 2年で退職
◼️Bさん
- 特養で平社員 10年勤続中
業界キャリア10年の2人がいた場合、求人施設が求める人材は
- Bさん
バリバリの役職キャリアよりも平社員のほうが社会的価値が高いとのこと。
- 肩書き+長年数
は最強です。
介護業界は、能力が高い人ほど短期間で色々見えてしまい、早々に見切りを付けてしまいます。
ダメな職場に早々に見切りを付けるのは良いことですが、転職する際は転々とすることはデメリットになるそうです。
給料は“下がる”と思うべし
今の給料に納得がいかず、給料アップを求めて転職紹介サイトに登録する人は多いそうです。
ただ、残念ながら殆どの人が給料下がるか良くてトントンだそうです。
転職情報サイトに
給料下がるよ!!
とか書いてあったら誰も登録しませんよね?
福利厚生とか環境を変えたいという場合は良いかも知れませんが、給料アップを求めると、期待ハズレな結果が待っているかも知れません。
環境が好転するとは限らない
過酷勤務や人間関係に疲れて
ここは地獄だ!
辞めてやる!!
と飛び出して転職したとします。
ただ転職した先の施設が…
その上をいく地獄かも知れません。
私は勝手に“地獄の先は大地獄理論”と呼んでいます。
今よりもっと厄介な上司や“お局”が幅を利かせていたり…
上司が自己都合でシフト作ったり…
リアルで結構キツい情報が入ってきます。
転職したら救われるという安易な考えは危険です。
そして…
結局は自分の能力次第
人間関係が苦手な人がただ環境を変えても、結果うまくいきません。
根本的な問題解決になっていないので。
そして、上でも述べた通り転職回数はデメリットになります。
嫌だ!逃げたい!
という感情先行で転職を繰り返しても、環境が変わるだけて、同じ悩みは延々とついて来ます。
逆に、何処でも通用する能力さえあれば何も怖がる必要はありません。
最後に
今回は転職のデメリットについて書きました。
誤解して欲しくないのは、転職を否定しているわけではありません。
合わない環境で耐え続けるのは身体に毒なので、行動を起こすことは大切です。
ただ、デメリットもあるという事を踏まえておかないと、痛い目を見るのは自分だということを忘れてはいけません。
そして、転職先での待遇アップや良好な人間関係を築くためには、自分の努力は必要不可欠ということをしっかり理解すべきです。
環境変えれば何とかなる
という甘い考えで環境を変えても同じ問題の繰り返しだったり最悪は…
パワハラ上司やお局が占拠する
“更なる大地獄”
に行き着くかも知れません。
薬に作用と副作用があるように、転職を考える際は
【副作用】
をしっかり踏まえて、冷静に行動することが大切です。