夜勤明けに「コッテリ」した物を食べてしまう理由
介護士K (@kaigo_kk) です。
介護士が「太る」理由について。
夜勤経験者なら解ると思いますが、夜勤明けに「コッテリ」したものを食べたくなりますよね?
そして、かなりの確率で食べ過ぎますよね?
- ファーストフード
- インスタント食品
- 甘いもの
- 焼肉
- ピザ
このようなワードに無性に本能掻き立てられますよね?
夜勤明けは心身ともに疲弊しているので「コッテリ」した物は食べない方が良いです。
理屈では解っていても、つい手が伸びてしまう…我慢できない…
ダイエット中なのに我慢できずに食べてしまい、自己嫌悪…
そんな経験ありますよね?
これは「意思」の強弱ではなく「本能」です。
夜勤明けに「コッテリ」したものを食べたくなるのには、明確な「原因」があります。
今回はその「原因」と「対策」について解説します。
原因は「ホルモン」の働き
人間の食欲は「ホルモン」の働きによって増進・抑制されており、これをコントロールできれば食欲は抑えられるのですが、夜勤明けのような「睡眠不足」の状態では「ホルモン」の働きを上手くコントロールできません。
「食欲」ホルモン
夜勤明けのような「睡眠不足」の状態になると…
- 食欲「抑制」ホルモンの「レプチン」が減少
- 食欲「増進」ホルモンの「グレリン」が増加
これにより食べ過ぎてしまうのです。
「ストレス」ホルモン
ストレスが溜まると多く分泌される「コルチゾール」というホルモンがあります。
「コルチゾール」は、ストレスに打ち勝つために「脂肪」を多く蓄えようとする働きがあります。
夜勤明けは不眠・疲労など、強いストレスに晒されるので「コルチゾール」が脂肪を蓄えようとしてしまうわけです。
食欲増進+脂肪蓄積
これらのホルモンの働きによって、食べ過ぎてしまうのです。
意思の強弱という問題ではなく「本能」なので、精神力で制御するのは無理です。
とはいえ、本能の赴くがままに食べていると確実に太ります。
当然、体調も悪くなります。
どうしたらいいの!?
今から「対策」を説明します。
食べる「順番」を決める
食事をする時は…
- 野菜
- タンパク質
- 炭水化物
の順番で食べましょう。
最初に「野菜」を食べることで脂肪の吸収、血糖値の急上昇を抑えます。
次に「タンパク質」を食べることで、空腹感が満たされます。
空腹時、身体は「炭水化物(糖質)」を求めます。
「野菜」や「タンパク質」を先に摂ることで、食べ過ぎを防ぐことができます。
ダイエット中の方は、空腹時には魚・肉・大豆製品などの「タンパク質」を意識して摂りましょう。
「30回」噛む
たくさん噛むことで満腹中枢が刺激され、食べ過ぎを抑制できます。
また、噛むことで消化吸収も良くなるので、胃腸の負担も減ります。
夜勤明けはしっかり「眠る」
不眠は「肥満リスクを増加させる」という研究データがあります。
夜勤明けは早く帰宅して、しっかり眠りましょう。
夜勤明けのハイテンションでそのまま遊びに…
気持ちは解りますが、身体には負担です。
眠る時は、カーテンで陽射しをシャットアウトして、暗くして眠りましょう。
食べ過ぎの抑制に繋がります。
最後に
夜勤明けに「コッテリ」した物を食べたくなってしまうのは、意思の強弱ではなく「本能」です。
本能だから仕方ないとはいえ「コッテリ」したものを食べ続けていると確実に太ります。
体調も悪くなります。
若い方はピンとこないかも知れませんが、経験上ある時期になると、急に太りやすくなります。
- 食べる順番
- 30回噛む
- しっかり眠る
健康のためにも、ぜひ試してみて下さい。