介護現場をダメにする『教祖』の生態
介護士K (@kaigo_kk) です。
介護現場をダメにする人間とは?
介護現場ではチームワークが大事です。
チームワークには
- 良いチームワーク
- 悪いチームワーク
の2種類があります。
悪いチームワー クには首謀者『教祖』が存在します。
今回は「お局」と並んで介護現場に潜む巨悪『教祖』の生態・対処法について解説します。
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介護現場をダメにする『教祖』の特徴
悪いチームワークの教祖の特徴。
- 自分の価値観が全て
- 変なアドリブをする
- 組織に不満を持っている
- 取り巻きを作ろうとする
この辺は『お局』と共通します。
少し異なるのが、お局はパワープレイで支配するのに対して教祖は…
職員を堕落させる。
ある意味、お局よりタチが悪いです。
『教祖』のターゲット
教祖のターゲットは
- 伸び悩んでいる職員
- 入社したての新人職員
教育や指導は、時に厳しくする必要があります。
それが辛くて辞めてしまう人がいたとしても、一定のラインはキープする必要があります。
新人がオムツ交換が上手くできずに落ち込んでいたとします。
教育なので、ここは手を差し伸べたくてもグッと堪えて見守るべきところ。
そんな時、教祖は…
「俺が手伝ってやるよ」
とヘルプをします。
そして
「何かあったら俺に言えよ」
とアプローチをかけます。
新人は
この人は優しくしてくれる♪
教祖が救世主に思えてきます。
こんなアプローチを繰り返していくうちに、教祖は崇められるようになります。
そして信者ができあがったら、計画に移ります。
組織を崩壊へ
信者を得た教祖は洗脳をはじめます。
「あんなバカ組織・上司の言うことは気にするな」
教祖に洗脳された職員は、教祖のアドリブ・手抜き仕事を真似するようになり、同レベルの信者たちだけで固まるようになります。
そして、介護現場をダメにする悪いチームワークが完成します。
マンパワー低下が組織レベルを下げるのは、言うまでもありません。
1番の被害者は?
介護施設には、将来有望だけどメンタルが安定しない職員がいます。
教祖はそんな職員を、全うな道から悪の道へ引きずり込もうとします。
優等生が悪い先輩にそそのかされ、行儀よく真面目なんてクソ喰らえと思うようになり、夜の校舎窓ガラス壊して回って…
みたいなことになります。
タチが悪いのは、10代と違って大人は基本的に修正不可能ということ。
教祖の信者として人生を終えることになります。
教祖を抑える方法
信者を得てしまってからでは手遅れなので、前段階で抑える必要があります。
お局に比べ、個体としての戦闘力はそこまで高くないので、抑えることは可能です。
抑え込む方法は
- 明確なルール
- 一歩引いて監視
- 小まめな情報共有
- 新人に近づけない
初期段階で釘を打ちます。
勤務調整でコントロールしたり、役職の目の届く位置に配置します。
そして監視しつつ小まめな情報共有をします。
教祖本人は人間性が歪んでいるので、修正不可能です。
包囲網を敷いて抑えるか、居心地を悪くしてフェードアウトさせるのがベストです。
厄介なポイント
教祖の厄介ポイントは…
- 潜伏段階での見極めが困難
教祖タイプはそこそこ頭が働くので、それなりに仕事の覚えが良く、初期段階では評価されることがあります。
評価されているので、多少のアドリブは見て見ぬふりをされたりします。
そして、組織に不満をもった瞬間、態度を180度変えて教祖に変貌します。
ある程度評価され、存在感がでてきた頃に反旗を翻されると、相当厄介です。
役職者は常に教祖になりそうな職員をチェックしておく必要があります。
まとめ
悪いチームワークの首謀者である教祖は、確実に組織をダメにします。
良い職員のモチベーションを下げ、ストレスを与えます。
適当でやる気のない職員は別として、将来有望な新人を教祖から守るために
- 明確なルール
- 一歩引いて監視
- 小まめな情報共有
- 新人に近づけない
これにより教祖を抑え込みましょう。
単体では大した戦闘力がない上に、根本的にはコンプレックスの塊のような人間です。
信者さえいなければ、大した驚異にはなりません。
最後に1つ忠告。
ごく稀に
- 教祖+お局
を融合させた、霊長類最強の人種が存在します。
そんな人間を見かけたら…
逃げて下さい。