「カフェイン中毒」の恐怖
介護士K (@kaigo_kk) です。
介護職の「カフェイン中毒」リスクは極めて高い。
介護職は、朝7時~、夕方17時~など、勤務時間が不規則なため、体調管理が難しい仕事です。
先日、Twitterでこんな事を呟いたら…
介護職で「カフェイン中毒」っぽい人、そうかも知れないと自覚している人、います??
— 介護士K (@kaigo_kk) February 23, 2021
予想以上にリアクションが返ってきました。
やはり、介護職は「カフェイン」とズブズブな関係のようです。
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カフェイン中毒の恐怖
私は以前、ボトルコーヒーを水がわりに飲んでいました。
効果を期待してというより「何となくの安心感」といった感じで…
今回は、介護職と密接な関係にある「カフェイン中毒」について、具体的に解説します。
カフェインの効果
カフェインは、珈琲・紅茶・緑茶・カカオ等に含まれている成分です。
中枢神経を刺激して…
- 覚醒
- 眠気覚まし
- 疲労感の抑制
- 筋肉疲労の回復
といった効果が期待されます。
仕事をしていて眠気に襲われたり、集中力が落ちてきた時、珈琲を飲んで頭スッキリすることありますよね。
介護職をはじめ、ビジネスマンの「相棒」と言っても過言じゃないくらい、日常のルーティンになってる人、多いと思います。
適量摂取するならメリット満載ですが、多くの人は過剰摂取しがちです。
カフェインの過剰摂取は命を危険にさらす危険性があります。
カフェインの危険性
カフェインを過剰摂取すると、以下のような症状に襲われます。
胃痛
カフェインは胃液の分泌を促進させるため、胃が荒れやすくなります。珈琲をたくさん飲んだ時、胃が“キュー”って痛む時ありますよね。空腹時に飲むのは控えましょう。
貧血
カフェインは、鉄・亜鉛などのミネラル分の吸収を阻害する働きがあるので、貧血の方は要注意です。
睡眠の質の低下
カフェインは興奮剤の一種なので、睡眠の質を低下させます。午後15時以降に摂取すると眠れなくなる可能性があるので、控えましょう。
ココまでは豆知識程度で結構です。次がメインであり最も「危険」なところです。
自律神経を乱す
カフェインを過剰摂取すると、心拍数・血圧が上がり、身体が常に興奮状態になります。その結果…
- 胸痛
- めまい
- 怠さ
- 興奮
- 不安
- 気分の落ち込み
- 手足の震え
- 不眠
- 下痢
- 吐き気
- 嘔吐
自律神経を著しく乱します。
頭をスッキリさせたり、リラックスしたくて摂取したつもりが真逆の結果をもたらします。
最悪は、不整脈を引き起こし、最悪は“心配停止→死亡”というケースも…
数年前
エナジードリンクを過剰摂取した若者が死亡。
というニュースがありましたね。
カフェインの過剰摂取は『猛毒』と言っても過言ではありません。
カフェインの「依存性」
カフェインは手軽で効果てき面なため、つい摂りすぎてしまいます。
人間の身体は慣れてしまうため、沢山摂取していると次第に効きにくくなります。
眠気や疲労を何とかしたくて摂取…効かなくなる…量を増やす…効かなくなる…更に量を増やす…
これを繰り返していくうちに、気付いたら過剰摂取になって、止められなくなってしまう…
カフェインは極めて依存性が高いです。
そして、さらに厄介なのが…
カフェインの「離脱症状」
カフェイン依存によって体調を崩した人が、カフェインを抜こうとすると「離脱症状(禁断症状)」に襲われます。
具体的には…
- 吐き気・嘔吐
- 手足の痺れ
- 集中力低下
- 動悸
- 悪寒
重篤な「カフェイン中毒」の場合は…
- 意識消失
- 心配停止
など、病院で適切な処置を施さないと、危険な状態に陥るリスクがあります。
離脱症状は個人差はありますが
- 1日~1週間
くらいで治まると言われています。
数日は苦しいかも知れませんが、離脱できたら、原因不明の「怠さ」「眠れない」「イライラ」から解放されるかも知れません。
症状に自覚のある方は「カフェイン抜き」を試してみて下さい。
「1日~1週間」が我慢できず、やめられない人が多いという事実を見ても、いかに「カフェイン」の依存性が強いかが解りますよね。。
「カフェイン中毒」になりやすい時代背景
今は、誰でも簡単にカフェインを入手できます。
2013年にエナジードリンクが登場した辺りから、カフェイン中毒が爆増したそうです。
コンビニへ行けばエナジードリンクが棚を占拠しているし、カフェインの錠剤も簡単に手に入ります。
街中には大手珈琲チェーン店が乱立し、コンビニへ行けば安価で美味しい珈琲を買うことができる。
カフェイン中毒は、現代病かも知れませんね。
カフェイン「抜き」のメリット
「カフェイン抜き」には、女性に嬉しいメリットがあります。
肌に「潤い」が戻る
カフェインを抜くと、デトックス(解毒)作用で肝臓が浄化され、肌に「潤い」が戻ります。
若返ります。
手荒れ・肌荒れで悩んでいる方には朗報です。
私の母は以前、手荒れに悩まされていました。
当時、母は珈琲を水がわりに飲んでいました。
ある時、医者に
「珈琲やめて水を飲みなさい」
と言われたらしく、その通りにしたら…
嘘のように手荒れが治りました。
今は、きれいな手をしています。
手荒れ・肌荒れで悩んでいる方は、珈琲を減らして「水」を飲みましょう。
カフェイン「摂取量」の目安
珈琲などは嗜好品のため、完全に絶つのは人によってはストレスになるので、“飲み過ぎ→適量”にするだけでOKです。
ただし、2つだけ守って下さい。
珈琲は「1日3杯」
1日の「カフェイン」摂取量の目安は…
- 成人=400mg
- 妊娠中=200mg
珈琲1杯(200ml)に120mgのカフェインが含まれているため「1日3杯」までなら飲んでも全然OKです。
水がわりに飲むような人にとっては物足りないかも知れませんが、絶つというほど我慢しなくて大丈夫です。
「15時」以降は飲まない
カフェインの効果は「8~12時間」続くため、15時以降に飲むと夜眠れなくなる可能性があります。
珈琲が好きな方は
- モーニング珈琲
- ランチ珈琲
- +α
として、おやつ・夕食時に飲むのを控えましょう。
カフェインの効果には個人差がある
アルコール同様、微量でも頭クラクラする人もいれば、水がわりにジャバジャバ飲んでも、何ともない人もいます。
日本人はカフェイン耐性が弱いそうです。
まとめ
珈琲なら「1日3杯」までオッケーです。
好きなものを我慢するのはストレスなので、ご自身の身体と相談して減らしてみて下さい。
原因不明の不調から解放される筈です。
私は以前、夜勤中にボトルコーヒーを2~3本飲んでました。
今は、ブラックの缶コーヒー1本を、一晩かけて少しずつ飲んでいます。
眠気対策は、これだけで十分です。
珈琲には利尿作用があるので、何杯飲んでもすぐに出てしまいます。
コスパ最悪な上に、胃は痛くなるし、頭グラグラするし、イライラするし…
本当に無駄でした。。
介護職の夜勤って、辛いですよね。
珈琲・エナジードリンクに救いを求めてしまいますよね。
分かります。
物凄い分かります。
少しだけ我慢して適量を意識しましょう。
イライラは仕事に影響します。
介護職の皆さんのお役に立てたら嬉しいです。