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ブラック企業を『辞められない』人の心理

time 2021/03/23

ブラック企業を『辞められない』人の心理



介護士K (@kaigo_kk) です。

「ブラック企業」を辞められない人の心理について。

SNSを見ていると、あり得ないくらい「ブラック」な介護施設があります。

  • 残業代未払い
  • 月100時間残業
  • 有給取らせない
  • 夜勤明けで8時間残業
  • 遅刻・欠勤したら罰金
  • 人手不足で3日間泊まり込み
  • 代わりが見つからないと休めない

ネタとしか思えないくらい「ブラック」のオンパレードで、Twitter見ていて日々ドン引きしています。

なんですぐに辞めないの!?

誰もがそう思うでしょう。

ただ、人間には「ブラック」な環境から抜け出せない「深層心理」があります。

性格やメンタルの強弱ではなく、誰もが陥る「落とし穴」です。

今回は、2年間「ブラック企業」に勤めた経験がある私の体験談をもとに、ブラック企業を「辞められない」人の心理について解説します。

私の「ブラック企業」体験談

私は、大学を出て2年間「ブラック企業」に片足を突っ込みました。

当時「超・就職氷河期」で、30社面接して全滅、就職できずにフリーター…みたいな同級生が大勢いました。

私の出身校は所謂「Fランク大学」のため、就職戦線はより厳しいものでした。

何とか就職先が決まり「このチャンス逃したら終わりだ!」と思いました。

しかし、その会社が「ブラック企業」でした。

  • 拘束時間は朝8時から深夜まで
  • 休日は月1日、最大43連勤

給料は良かったですが、時給換算すると「数百円」レベルでした。

加えて…

  • 社員寮で先輩と共同生活

掃除、洗濯、風呂掃除…1番下っ端であった私の負担は多く、プライベートはあって無いようなものでした。

おまけに体育会系で、怒鳴られたり、時には殴られたり…という事もありました。

辞めたいと言ったら…

逃げるのか?

ここでダメなら、どこへ行っても通用しないぞ

…と言われ、半人前だった私はその言葉を真に受けてしまい…

辛いけど…ここを耐えないと人生終わりだ。。

自分に言い聞かせ、無理して仕事を続けました。

帰省した際に両親から「給料良くても、そんな会社は辞めた方がいい」と何度も言われましたが「逃げるのか?」「どこへ行っても通用しないぞ」という言葉が脳裏から離れず、助言を聞き入れませんでした。

その会社は2年で辞めましたが、在職期間中…

  • 急性腸炎で緊急入院
  • 原因不明の冷え性に悩まされる
  • 持病のアトピー悪化で髪の毛抜ける

人間、無理をすると身体を壊すということを身をもって実感しました。

今になって思えば、私は「ブラック企業」を抜け出せない心理の「落とし穴」にハマっていました。

ブラック企業を辞められない心理

置かれている状況が悪くても…

  • 再就職できる保証はない
  • 給料良いから辞めるの勿体ない
  • 次の職場もブラックかも知れない
  • 環境を変えるのは何となく不安だ

「ブラック企業」と解っていても「逃げるのは良くない」「ここでダメなら他でも通用しない」という恐怖から、状況を変えようとせず、現状維持を望んでしまう…

人間には、未知なもの、未経験のものを避け、現状維持を望む心理作用があります。

これを行動経済学で「現状維持バイアス」と呼びます。

人間は、合理的な判断をしているつもりで、実は感情的で非合理な判断をしてしまう生き物です。

諸説ありますが、これは人間の「生存本能」からきていると言われています。

変化することのリスクよりも、現状維持の安定を求めるのは深層心理であり、意思が弱いとか、判断能力が低いというわけではありません。

ブラック企業から抜け出す「3つ」の手順

「ドツボ」にハマったとしても、抜け出す方法かあります。

順を追って説明します。

1.定量的に分析する

私もそうでしたが、ブラック企業に勤めている人に「そんな会社良くないよ!」と感情的に諭しても効果はありません。

  • 同業他社の年収・福利厚生
  • 同業他社のと残業時間比較
  • 今より状況が良くなる求人件数

具体的な数値で比較することで「現状維持バイアス」による判断の偏りを断ち切ることができます。

「逃げるのか?」「他で通用しないよ」と言われてもビビらなくなります。

2.第三者のアドバイスを聞く

利害関係のない第三者のアドバイスを聞きましょう。

友人にどんなに「辞めろ!」と言われても聞く耳を持たなかったのに、精神科の先生に「辞めたほうがいいよ」と言われて、ハッと目が覚めるような事ってありますよね?

SNSで「私の職場こんな感じです。どう思いますか?」みたいな質問をしている人がいますが、あれは良いと思います。

リアクションをする人間が玉石混淆なので難しい面もありますが、尊敬できるフォロワーさんから、人生を好転させるアドバイスが貰える可能性があります。

3.最悪のケースを想定する

現状維持バイアス」はリスク回避本能なので、今よりも更に状況が悪くなる事を認識すると、冷静になります。

ブラック企業を辞めなければ、最悪は「過労死」です。

病むより「過労死」のほうが圧倒的に危険ですよね?

アナタが「ブラック企業」に勤めていて、奥さんにどんなに説得されても辞めようとしなかったとします。

ある日、奥さんに離婚届をバーンって叩きつけられて…

辞めないなら今すぐ離婚よ!!

と言われたら、どうしますか?

私なら辞めます。

このように、今よりも「最悪な状況」になるリスクを考えると、人間は冷静さを取り戻します。

(※自己責任でお願いします)

人間はピンチになると「引きこもる」

ココが一番危険です。

人間は、追い込まれれば追い込まれる程、第三者の声が耳に入らなくなります。

冷静な判断が出来なくなります。

どんなにハートが強い人間でも一緒です。

メンタルの強弱とか、そういう問題ではなく「深層心理」なので、逃れることは出来ません。

もし、アナタの身近に追い込まれている人がいたら「そんな会社すぐ辞めろよ!!」と言いたい気持ちをグッと堪えて、話を聞いてあげて下さい。

求められていないアドバイスは「逆効果」です。

相手が落ち着いて、アドバイスを求めてきたら、上記の「3つ」の手順に沿って導いてあげて下さい。

今の環境が「全て」ではない

「ブラック企業」は存在しますし、無くなる事はありません。

  1. 定量的に分析する
  2. 第三者のアドバイスを聞く
  3. 最悪のケースを想定する

これを踏まえた上で日頃から「情報収集」をしましょう。

今の環境が全てと思い込むのは危険です。

調べていくうちに…

なんだ、転職先いっぱいあるじゃん♪

なんて事はよくあります。

情報収集をして「現状維持バイアス」を断ち切りましょう。

今すぐに予定がなくても、いつ何が起こるか解らないので「転職」情報を集めておきましょう。

情報収集だけなら「タダ」なのでNOリスクな上に、高確率でハイリターンです。

お勧めの「介護系転職サービス」を載せておきます。

介護職の就業・転職は介護専門求人サイトかいご畑

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情報選別のためにも、複数登録して見比べるのをお勧めします。

ご興味ある方はチェックしてみて下さい。

最後に

介護業界にも「ブラック介護施設」は存在します。

ブラック介護施設の見分け方については、コチラの記事で詳しく解説しているので、是非ともご覧下さい。

介護士って繊細な人が多いんですよね。

人生損しない為にも、少しでも良いので動きましょう。

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