介護士が「つみたてNISA」をやるべき理由【超・入門編】
介護士K (@kaigo_kk) です。
「つみたてNISA」について、日本一簡単に解説します。
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つみたてNISA
つみたてNISA…
聞いたことはあるけど、詳しくは知らない…
そんな人に向けて、どういうものか簡単に説明します。
- どういう制度か?
- メリット
- デメリット
これを読めば全体像がつかめます。
つみたてNISAとは?
つみたてNISA(小額投資非課税制度)は、投資で得た利益(配当金・分配金・譲渡による利益)が非課税な投資商品です。
簡単にいうと、お買い得な投資信託です。20歳以上で、口座(銀行・証券会社)を持っていれば誰でも始められます。
メリット4選
手軽に始められる
株を買う場合「100株~」みたいな指定があり、少額から始めることはできません。米国株などは1株~購入できますが、安い金額ではありません。
つみたてNISAは100円から積み立て可能なので、気軽に始められます。
税金が掛からない
株や投資信託を売る時は、約20%(20.315%)の税金が引かれます。
80万円で買った投資信託が、100万円に値上がりしたとします。
20万円儲かったから売ろう♪
と売った場合、税金20%引かれるので、手元にくるのは「80万円」です。多少の利益だと、売るときにマイナスになります。つみたてNISAは…
- 年間40万円
- 最大20年間(800万円)
まで非課税なので、100万円分売れば、丸々100万円手に入ります。
手数料が激安
証券会社の窓口で投資信託を買う時、幾つかの手数料がかかります。
購入時手数料
- 買う時にかかる手数料です(一般的に3%くらい)
運用管理手数料(信託報酬)
- 保有している間払い続ける手数料です。多いと2.5%くらい掛かります。
上記の条件で100万円分の投資信託を買う場合
- 最初に30,000円
- 毎年25,000円
持っていかれます。しかも、売る時に税金20%取られます。資産額が大きくなればなるほど痛いです。つみたてNISAは…
- 販売時手数料:0円
- 運用管理手数料:激安
買う時に手数料0円な上に、ランニングコストは激安です。参考までに、私の買っている商品の運用管理手数料は0.154%です。
ボッタクリ商品がない
つみたてNISAは、金融庁の厳しい基準をクリアし投資商品しか取り扱っていません。
金融庁の審査はメッチャ厳しいです。金融庁の恐ろしさは、某ドラマを観た方ならご存知だと思います。

投資の世界には、怪しいボッタクリ商品が結構あり、投資初心者はカモにされやすいですが、つみたてNISAは心配いりません。
- 購入時手数料:0円
- 運用管理手数料(信託報酬):激安
というのも金融庁が指定した基準です。
ココまでの内容まとめ
少額から始められて、売る時に税金取られなくて、手数料激安で、ボッタクリ商品がない。
投資=ギャンブル
というイメージを持っていた人にとっては意外かも知れません。このメリット、控えめに言って最強です。
- Netflix
- Amazonプライム
- YouTubeプレミア
全て月額無料レベルです。引きこもり確定です。
デメリット4選
元本保証がない
投資商品なので、運用次第ではマイナスになる場合があります。現金も残しつつ、無理のない積み立てをしましょう。
大儲けは出来ない
基本的にローリスク・ローリターンの手堅い商品しかないので、運用に成功しても100万円が1000万円に化けるような事はありません。
スポット購入が出来ない
投資の基本は「安い時に買って、高い時に売る」ですが、つみたてNISAは年間40万円までと上限が決まっているので「今が買い時だ、100万円追加投入!」みたいな事ができません。
商品ラインナップが少ない
金融庁の基準をクリアした商品しかないため、商品ラインナップが少なく、投資に詳しい人には物足りないかも知れません。
ローリスク・ローリターンの手堅い商品しかないため「手持ちの100万円を1億円に増やしてやる!」みたいな事は出来ません。ギャンブルのスリルを味わいたい人は、FXとか仮想通貨にチャレンジしてみて下さい(※個人的にはお勧めしません)
「長期投資」が目的
つみたてNISAは長期投資を目的とした制度なので、ギャンブル性は低いです。
ハイペースに資産を増やしたい人は転職・副業などで手取りを増やしつつ…
- 預金
- つみたてNISA
- iDeCo
などの手堅い積み立てをベースにして、余剰資金で株などにチャレンジするのが賢い選択です。
最も必要なこと
つみたてNISAで資産を増やすために必要なのは、どんな時も動じずコツコツ積み立てていくメンタルです。
統計的に、10年に1度くらい暴落がきます。その中には…
- リーマンショック
- コロナショック
- 1929年の世界大恐慌
みたいな強烈なものもあります。コツコツ積み立ててきた資産が大暴落を喰らって…
- 1000万円 → 500万円
になってしまったら、動揺しますよね?
でも、そんな時も動じず10年単位で積み立てていけば、統計データから見て確実に資産は増えます。
老後資金2000万円問題はクリアできる
老後資金2000万円問題を初めて聞いた時「そんなに貯められないよ!」と思った人は多いと思います。聞いた瞬間は私も激オコでした。
ただ、実はそこまで絶望的な金額ではありません。つみたてNISAとiDeCoを毎月フルで活用すれば解決できます。
私は毎月
- つみたてNISA:33,333円(限度額)
- iDeCo:23,000円(限度額)
計56,333円を積み立てて、残った金額を貯金しています。
「毎月そんなに積み立てられないよ!」という方は、月5,000円、10,000円でもOKなので、無理のない範囲で始めてみて下さい。
大切なのは、投資経験を積むことです。
投資経験のないまま老後を迎えた人が、詐欺まがいの投資商品に騙され、資産の殆どを失った…
こんなニュースは結構あります。
ボクシング未経験の人がプロのリングに上がっても、絶対に勝てませんよね?
投資も同じで、未経験の素人では99.99999%損をします。
投資経験を重ねていけば「お金」の知識、暴落に動じないメンタル等、インナーマッスルが鍛えられていきます。
- 老後資金2000万円も貯める自身がない…
- でも、どうしたら良いか分からない…
こんな不安を抱えて生きていくのって、しんどいですよね?
一昔前は、年金だけで老後生活は保障されていました。
少子高齢化の影響もあり、年金だけで老後資金を賄えないので「自分で何とかしましょう」と国が推奨しているのが、つみたてNISAやiDeCoです。
「国は無責任だ!」と思う人がいるかも知れませんが、逆に考えればこれをやれば老後資金は大丈夫という事です。
介護士の「節税」対策【iDeCo(個人型確定拠出年金)】
iDeCo(個人型確定拠出年金)の紹介記事です。「節税」メリットにフォーカスした内容です。無駄なお金は【1円】たりとも払いたくない人は必見。
まとめ
つみたてNISAについて簡単に解説しました。
「お金」の問題がクリアできれば、人生の大きな悩みが1つ消滅します。
今回の内容は「超・入門編」なので、もっと詳しく知りたい方は、証券会社のホームページなどをチェックしてみて下さい。個人的には…
がお勧めです。
マニアックな知識、センス、一切必要ありません。必要なのは「口座」と「資金」だけです。超お得な制度なので、せっかくなので利用しましょう。