あなたは、自分で「ストレス」を作っていませんか?【変化ストレス】
介護士K (@kaigo_kk) です。
あなたは、自分で「ストレス」を作っていませんか?
介護士に限らず、仕事にストレスを抱えている社会人は多いと思います。
ストレスの原因は様々ですが、もしかしたら、あなた自身がストレスを作ってしまっているかも知れません。
今回は、自らストレスを作ってしまうアクションと、その対策について解説します。
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変化ストレス
ストレスの原因の1つに「変化」があります。そして、無意識にやりがちなのが変化を重ねることです。
「変化」を重ねる
良い事・悪い事、生きていれば様々な変化があります。
- 進学
- 就職
- 引っ越し
- 恋愛
- 結婚
自身の選択によって起こる変化もあれば
- 病気
- 離別
自身で選べない変化もあります。
人間は「結婚」「出産」などの幸せな変化であってもストレスを感じてます(マリッジブルー、産後鬱など)
1つの変化でもストレスを感じるのに、2つ3つ重なると、環境変化に耐えきれずストレスが爆発します。
具体例として、私が過去にやってしまったミスを紹介します。
出世+マンション購入
10年前、一般職員からサブリーダーへ昇格しました。
それまで一般職員としてのストレスで悶々としていたので
「やっと自分の意思が通せる!」
と意気込んでいました。
ちょうど同じ頃にマンションを探していて、条件に合う物件が見つかりました。
仕事もうまくいってるし、出世して給料も上がるし、運命だと思いマンション購入を決意しました。
慣れないサブリーダー業務に翻弄されながらも、休日は家具を見に行ったりと、充実した日々を過ごしていました。
ところが、この頃なぜか全然眠れませんでした。
疲れてクタクタで横になっても2~3時間で目覚めてしまう…寝たり起きたりを繰り返し、熟睡ができない日々が続きました。
ある日の仕事中、急にフラッとして倒れそうになり、側にあった壁に手をつきました。
そこから、野球のバッドを額に当ててグルグル回った時のような強い眩暈に襲われ、まともに歩けなくなりました。
仕事ができる状態ではなかったので早退させて貰い、歩ける状態ではなかったのでタクシーで病院へ直行しました。
眩暈・車の揺れで何度も吐きそうになりました。
病院で、血液検査・レントゲン・MRI…片っ端から検査してもらいましたが、何の異常もありませんでした。
「そんな筈はない!」
と思わず先生に言ってしまったくらい辛かったのを覚えています。
数日間仕事を休ませてもらい
「新種の病気だったらどうしよう…」
と、不安な日々を送りました。
ところが、1週間もすると何事も無かったかのように治りました。
それ以降、今日まで同じような症状は出ていません。
「変化ストレス」は侮れない
仕事・人間関係・生活環境…
変化が起こると人間は緊張状態になります。
緊張状態が続くと自律神経のバランスが乱れ、心身に不調を来します。
短期間で沢山の変化があるほど、変化が大きいほど、ストレスも大きくなります。
分かりやすいのが「五月病」です。
学生から社会人になり…
- スーツ
- 満員電車
- 上下関係
- 生活の変化
変化が一気に襲ってきます。
毎日が緊張状態でストレスが蓄積されていき、心身が悲鳴を上げるのが5月。
そこに狙ったように到来するGWの長期休暇。
疲弊した心身を抱えて帰省。
連休明けに辞表提出…
ありがちなパターンですよね。
新社会人のように、否応なしに襲ってくる変化を完全に避けるのは難しいですが、自分の意思で起こしている変化なら避けることができます。
私の例でいえば、サブリーダーの仕事に慣れてから家探しをしていれば、変化ストレスを防げていたかも知れません。
一昔前、芸人さんが
「成功したければ、家賃の高い家に住め!!」
みたいな風潮がありましたよね。
頑張らないと家賃が払えないという「背水の陣」を敷くことで仕事を頑張るみたいな。
この方法でパワーを発揮できる人もいますが、基本的にはお勧めしません。
この方法で力を発揮できるのは一部の人だけで、多くの人はストレスで潰れます。
「気合」や「根性」をベースに生きるのは危険です。
「変化ストレス」の兆候
これらに当てはまったら、変化ストレスで消耗している可能性があります。
- 身体が怠く、疲れがとれない
- 集中力・仕事の効率が落ちた
- ケアレスミスが増えた
- 人と会うのが億劫
- 原因不明の不調(頭痛、眩暈など)
- 熟睡できない
- 些細なことでイライラする
- 感情が不安定
- 酒量、甘いものを食べる量が増えた
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「変化ストレス」の対処法
十分な睡眠
最も重要なことは「疲れをとること」です。
そのために必要なのは十分な睡眠です。
睡眠は身体だけでなく脳の疲れもとり、集中力や思考力を回復させます。
睡眠時間を7時間確保しましょう。
寝る前にスマホを見て脳を刺激するのを止めましょう。
栄養バランスのとれた食事
食事は疲労回復を助けます。
人間は不調な時に限って、身体に悪いものを食べがちです。
食生活改善は心身を整えるのに最適であり、効果も体感しやすいです。
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変化を重ねない
そして「変化を重ねない」ことです。
1つの変化だけでも消耗するのに、2つ3つ重なれば倍々ゲームです。
意識して「マッタリ」する時間を作りましょう。
同時に幾つもの事をこなしていると“マルチタスク=デキる男”みたいに思えて
「俺ってカッコいい!」
とか勘違いしますよね(※過去の私です)
情報が氾濫している時代だからこそ、捨てることも大切です。
1つ1つマイペースにやっていきましょう。
まとめ
人間はたとえ良い事でも「変化ストレス」を感じます。
原因不明の不調に悩んでいたら、自身を振り返り、減らせる変化は減らしてみましょう。
前向きに活き活きと頑張っている時に、変化ストレスは襲ってきます。
情報が氾濫している時代だからこそ、変化を減らしてマッタリ過ごす時間が大切です。
介護職の皆さんのストレスが1つでも無くなる事を願っています。