「やれば出来る」は迷信
介護士K (@kaigo_kk) です。
「やれば出来る」は存在しません。
あなたの回りに、こんな人いませんか?
やれば出来るのに、やらない人。
私は、中学時代バドミントン部でした。
同級生に運動センス抜群な子がいて、いずれエースになると期待されていました。
ところが、彼は次第に遊びに目覚め、部活をサボるようになりました。
中学1年の冬には幽霊部員になり、そのまま辞めてしまいました。
アイツ、真面目にやれば凄い選手になったのになぁ…
先輩たちは口を揃えて言ってました。
世の中には、才能・センスに恵まれた人がいます。
ただ、その人たち全員が、潜在能力を100%発揮しているわけではありません。
介護現場にも、真面目にやれば出来るのに、やらない介護士がいます。
そういう介護士に対して上司は…
やれば出来るのに、何でやらないんだ!
やる気が足りない!
と評価します。
果たして、この評価は正しいのか?
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「やれば出来る」は存在しない
結論からいきます。
「やれば出来る」は存在しません。
そこが限界です。
具体例で説明します。
痩せればモテる
高校時代、モテモテの友達がいました。
バレンタインデーには、下駄箱からチョコレートがこぼれ落ちてくるという、漫画みたいな奴でした。
何度か真剣に呪ってやろうと考えました。
ところが、社会人になって数年経った頃、久々に会ってみると、彼は別人のように太っていました。
パーツは整っているので、痩せれば容姿だけでモテるポテンシャルはあります。
ところが、彼には痩せる気が全くありません。
結果、モテません。
最近はプリン体を気にしています。
イチロー選手は、野球をやり続けたからスーパースターになれた
イチロー選手を知らない日本人はいないと思います。
- メジャーリーグ1年目に新人王・MVPダブル受賞。
- 10年連続ゴールデングローブ賞&オールスター出場
- MLBシーズン最多262安打
米国球界殿堂入りが確実と言われている、誰もが知るスーパースターです。
イチロー選手がスーパースターになれたのは…
野球をやり続けたからです。
高校卒業時に…
野球飽きた。もうやんねー
と野球やめて『2ちゃんねる』に悪口を書き込み続けていたら、今のような結果にはならなかったでしょう。
イチロー選手のようにバイタリティのある人は、何をしても人並み以上の結果を残せるとは思いますが、今回はその視点は省きます。
どんなに才能・センスがあっても
動かなければゼロです。
やれば出来る=やらない=そこが限界
やれば出来るのにやらない人は…
手抜きをしているのではなく…
伸びしろがあるのではなく…
そこが限界です。
あなたの職場に「やれば出来る」っぽい人がいたら…
この人は、ここが限界なんだな。
と思って下さい。
どんなに才能・センスがあっても
動かなければゼロです。
これが事実です。
それ以上も以下もありません。
『宝の持ち腐れ』という言葉がありますが、私に言わせれば宝を持っていないのと同じです。
職場に「やれば出来るっぽい人」がいたら…
黙認できないポジションの人もいると思うので、一概には言えませんが、やる気がない人は、何を言っても絶対にやりません。
そこが限界です。
期待するだけ無駄です。
過度な期待をせず、その人にできる仕事を振るのがベストです。
期待しても苛々するだけです。
残念ですが事実です。
受け止めましょう。
まとめ
「やれば出来る」は迷信です。
やる気が足りないわけでも…
伸びしろがあるわけでもなく…
そこが限界です。
そういう人だと割り切って、その人に合ったポジションを与える。
勿体ないように思えますが、人間関係を良好に保つためにも、この関わり方がベストです。
なんで出来るのにやらないんだ!!
そう思ってしまうと…
期待して、裏切られて、苛々して、感情的になって…
相手にとっても、あなたにとっても、何一つ良いことはありません。
割り切るというのは賢い選択です。
感情的にならず、事実だけを見つめて、淡々としていましょう。
それが、良好な人間関係の秘訣です。