介護士Kの波乱万丈記③
介護士K (@kaigo_kk)です。
『介護士Kの波乱万丈記②』の続編です。
①②を読んでない方は、先ずはコチラをご覧ください↓↓
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理想と現実の壁をぶっ壊す!!
介護福祉士の国家資格を取得し、めでたく資格手当5000円(うろ覚え)をゲットした介護士K。
順調に介護士としてのキャリアを重ねていこうとした矢先…
気になることが出てきました。
「他所」で通用するのか?
この頃、すでに介護業界は人手不足。
私の職場も、年々少しずつ職員が減っていきました。
そのため、途中から派遣職員がパラパラ入ってくるようになりました。
キャリア豊富で、1ヶ所に定着しない自由人が多く、初日からバリバリ仕事をしてました。
肌感覚として、今よりも「即戦力」な派遣さんが多かった気がします。
当時、私のキャリアは3年ちょい。
経験施設はココだけ。
所属フロアでは、一通り仕事をこなせるようになり、少し自信がついてきてました。
ところが、派遣さん達はフロアの問題点を次々と見つけだし…
「ここの施設はココが良くない」
「何でコレをこうしないんだ?」
休憩時間・隙間時間に、よくそんな話をしてました。
デキる人だと思った人が…
「ここの施設は合わない」
と、すぐに去ってしまったり…
そんなことが続きました。
私は、ココの施設しか知らなかったので、そんな話をされても…
「はぁ。。」
と聞くしか出来ませんでした。
派遣はクセの強い人が多いので、今なら愚痴・不満は話半分くらいで聞き流しますが、当時は100%真に受けてしまい…
「自分は介護士として通用するのか?」
「うちの施設のレベルは低いのか?」
日に日に、そんな疑問が膨らんでいきました。
退職を決意
思い立ったら動かないと蕁麻疹が出るタイプなので、アッサリ退職を決めました。
上司には…
「他の施設を見てみたい」
と伝えたら、すんなり受け入れてくれました。
営業時代とはまた違った個性的な人が多く、上司と喧嘩したり、理不尽なお局にキレたり…
数々の思い出はありましたが、可愛がってくれた上司・先輩が多くいたのも事実。
私の介護キャリアがあるのは、この施設で最初に仕事ができた経験が大きいので、今はとても感謝しています。
退職時の年収は360万円ほど。
決して多くはなかったですが、安定収入があるお陰で、バンド活動費用も捻出できました。
今は、とても感謝しています。
ただ、その施設は年次昇給かしっかりあり、続けていればいずれ今くらいの年収は貰えただろうし、退職金制度も充実していたので、定年まで続けていれば、退職金2000万円くらい貰えた筈です。
とはいえ、これに関しては1ミリも後悔してません。
「派遣」になる
目的はたくさんの施設を見ることだったので、正社員という選択肢はありませんでした。
とはいえ、当時はまだ「正社員神話」を信じていたので、ずっと派遣のままでいるつもりはなく
- 期限は「2年」
- 最低「3箇所」
と決めていました。
特養を退職する前に、派遣会社2社に登録し、幾つかの施設を紹介してもらいました。
その時に気付いたこと。
- 派遣は思いのほか稼げない
当時、派遣の時給相場は…
- 1400~1600円
くらい(今はもう少し高い)
この時給だと、フルシフトで働けば手取23~26万円くらいは稼げます。
手取18万円前後だった特養と比べたら、毎月手元に入るお金は増えますが、ボーナスが無くなるので、年収ベースでは大した額は稼げない…
また、正社員と違って基本給が無いので、体調不良などで欠勤すれば、そのぶんお金が入ってこないだけ。
急遽バンドのライブが決まって、風邪と偽ってサボッたりしてたので、月の手取が20万円を下回ることも結構ありました。
「派遣は時給が高いから稼げる♪」
そう安易に思っていた私は、さっそく出足を挫かれました。
(事前にちゃんと調べろ)
とはいえ、もう派遣ライフは始まっていたし、決断には1ミリも後悔してませんでした。
有料老人ホーム
最初の派遣先は、某大手グループが運営する「有料老人ホーム」
入居人数は…
- 20~30名程
そのうち…
- オムツ使用者 : 2~3名
- トイレ誘導者 : 5~6名
あとの入居者さんはほぼ「自立」
身の回りのことは自分で出来て、普通に外出する人も。
特養では、オムツ交換、入浴介助は「戦場」だったので、これくらいの人数なら私1人で余裕でこなせます。
でも、ココではこの人数をマンツーマンに近い人数で対応する…
このペースだと暇すぎてヤバいかと思いましたが、仕事が無いわけじゃない。
食事の準備1つとっても、入居者さんによってセッティングが違ったり…
人によって入浴の時間が違ったり…
特養のように、バーッと準備して、皆でバーッとやる感じではなく、なんだか細々と忙しい…
良く言えば、ゆったりしている。
悪く言えば、メリハリが無い。
というのが、私の感想でした。
有料は、肉体的には楽(場所によります)ですが、細々とした対応、クレームなどが多くあります。
「部屋の電球を交換してくれ」と頼まれて、他者対応で伺うのが少し遅くなっただけで、施設長までクレームがいく…
入浴対応者がお気に入りのスタッフでないと、頑として入浴しない…
1人の入居者さんのクレーム対応・傾聴などに1時間とかザラでした。
私は派遣だったので、正社員のように「居室担当業務」などが無かったので、そこまでの負担はありませんでしたが、正社員の仕事ぶりを見ていて思いました。
- 有料には向いてない
私は、ナースコールに追われてバタバタ走り回っているほうが、性に合っていると気付きました。
介護には正解がなく、環境によって出来ることは違います。
其ゆえに、自分に合った「形態」で働くことが大事だと感じました。
このあと用事があるので、今回はここまで。
次回『介護士K、夜勤専任になる』
お楽しみに。
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