介護士Kのブログを『ぶっ壊す!!』【所信表明】
介護士K (@kaigo_kk)です。
『介護士Kのブログ』ぶっ壊します!!
『介護士Kのブログ』のテーマは…
すべての介護士が、ストレス無く、働き続けるための思考法などを発信する。
この方針は今後も変わりませんが、2022年からは、より「型破り」でいきます。
今回はその初回として【所信表明】的なことを書きます。
もとい、書き殴っていきます。
スポンサードサーチ
すべての介護士さんへ
介護業界は、私が介護職を始めた頃から、慢性的な人手不足です。
2025年には、介護士が32万人不足します。
32万人とは、高知市の人口とほぼ同じです。
高知市民全員が介護士にならないと埋まらない人数です。
2040年には、介護士は69万人不足します。
69万人とは、高知県の人口とほぼ同じです。
高知県民全員が介護士にならないと埋まらない人数です。
そんな致命的人手不足な介護業界にも関わらず…
人間関係、環境…
様々な面でストレスを抱えている介護士さんは多く、中には心身を病んでしまっている人もいます。
「鬱病」などでフェードアウトしていく人を、何十人も見てきました。
社会復帰できず、藻掻いている親友もいます。
何もしてあげられず、心が痛みます。
痛々しいと感じますが、残念ながら、他人や社会は、そんなあなたに寄り添ってくれません。
それどころか、下手をすると、追い打ちを掛けるように、後ろ足で砂をかけてきます。
私は、そんな社会・他人を批判しようとは思いません。
世の中、そんなものです。
悲しいですが、現実です。
現実は、そう甘くはありません。
他人・社会に期待したところで、自分の人生は良くなりません。
他人はあなたを救えないし
あなたも他人を救えません。
他人が自分に、自分が他人に
与えられるものは「切欠」に過ぎません。
ありのままの現状を受け止め、どう捉えて、どう変えていくか?
それは、あなたの「選択」と「行動」であり、それに伴う「責任」と「結果」です。
あなた専任の人生コンサルタントなんていません。
全てあなたが考えて、決めて、動くしかありません。
動いた結果、墓穴を掘る事もあります。
ただ、そんな時も、自らが墓穴に埋まらず、堀った穴をもう一度埋めて、平らにして、一からやり直すことも出来ます。
人生は何度でもやり直せるし、何とでもなります。
私がブログを通じてあなたに伝えられるのは「切欠」のみです。
ブログ内容はすべて私の
- 体験談
- 失敗談
そこから導き出した、私の、私のための「人生の生存戦略」です。
今回、その一部を紹介します。
仕事に「ビジョン」は必要ない
私は、物心ついた時から「夢」「目標」というものに無縁でした。
小学校の頃「将来の夢」みたいな作文を書かされるのが、一番の苦痛でした。
今はどうか知りませんが、当時の大人たちは口を揃えて…
「夢を持ちなさい」
「目標を持ちなさい」
と言いました。
私にはそんなものは無く、いつも悩んでました。
(『介護士Kの波乱万丈記(※連載中)』で私の人生について書いてます)
思春期~成人期…
時が進むに連れて、仲間たちは徐々に目標を見つけ、それぞれの道へ進んでいきました。
私も流される形で…
進学~就職…
と進んでいきましたが、納得の上でというより「大人になるための儀式」のような感じでした。
そこから色々な経験を経て、今思うこと。
人生は「暇潰し」
物心ついた時から一番リラックスできる時間は…
- 一人で黙々と何かをする
無心でプラモデルを組み立てたり、絵を描いたり、楽器を演奏したり、ブログを書いたり…
一人で黙々と何かをしている時間が、最も快適で、リラックスできる時間。
私の人生の最重要ミッションは…
- その時間を作る
- それを阻害する要素を排除する
私は、介護の仕事はそれなりに好きですが、そこまで情熱はありません。
情熱・向上心…
あって人並みです。
仕事は人生を構成する要素の一つに過ぎません。
仕事だけに時間を奪われたり、心身を削られるのは、死んでも嫌です。
- サービス残業
- 休日出勤
論外です。
私が仕事に求めるものは…
- 定時退勤
- 安定収入
この2つ。
契約時間は、自分に出来る限り、組織に貢献する。
勤務変更など、協力できる事は、何でも協力する。
ただ、賃金が発生しない労力は一切提供しない。
「介護業界を変えたい!!」
みたいなビジョンは、全くありません。
そういう行動を起こす予定も、勿論ありません。
末端の現場介護士として、日々介護現場に労働を提供する。
それだけ。
仕事は人生を構成する要素の一つに過ぎません。
私は、介護の仕事に「ビジョン」はありません。
「介護の仕事には志が必要だよ!!」
「介護はお年寄りの笑顔のためにするものだよ!!」
みたいな寝言は大嫌いです。
仕事の位置づけは、人それぞれ。
良し悪しなんて存在しません。
他人の価値観・行動を判断できる人間なんて存在しない。
私にとって人生は「暇潰し」
他人がどう思おうが「暇潰し」
あなたにとっての人生が、あなたの正解です。
そこに他人の価値観は必要ない。
必要以上に働くな!!
介護現場で心身すり減らしているのは…
- 優しくて不器用な介護士
これは、見ていて痛感します。
人と比べて不器用で、何をするにも時間が掛かる。
回りのペースに合わせると、焦ってミスをしてしまう。
通常の勤務時間内で仕事が終わらず、サービス残業が常習化している。
当人は、それで心身すり減らしていると気付いていても、他に方法を知らない。
回りの職員は…
「あの人、またサビ残してるよ。よくやるよね~」
と冷めた視線。
この手のタイプの介護士は、一見被害者のように見えますが、実は頑固で、自分のやり方に固執しています。
そのため「こうした方がいいよ」と回りがアドバイスをしても、聞くだけで受け入れてくれません。
結果、何も変わりません。
本人は、これからも疲弊し続けていくことになります。
上でも書いた通り、他人が出来ることは「切欠」を与える事だけで、それが響かなければ、他人が他人にしてあげられる事はゼロです。
私は、このタイプの人に同情は一切しません。
本人の意思なので。
ただ、私の意見を言わせて貰えるとしたら…
「必要以上に働くな!!」
先ず、サービス残業を今すぐに止めましょう。
サービス残業って、爽やかっぽく言ってますが、働かせて金払わないという、立派な違法行為です。
それを強いる職場はすべてブラックです。
職場に強制されなくても、自ら率先してサービス残業をするのは、お金を捨ててるようなものです。
あなたの24時間は無料(タダ)ではありません。
無料奉仕は、愛する人の為にするものです。
「分かってますよ」
分かっていてもやってしまう、あなたの気持ち、解ってますよ。
介護現場で心身すり減らしているのは…
- 優しくて不器用な介護士
そして、そういう人の多くは自己肯定感が低い。
自己肯定感が低い人が組織に貢献しようとすると…
自分を犠牲にするしかないんですよね?
真面目な人ほど、自己肯定感が低く、罪悪感が強く、それを補うために、時間を捧げてしまうんですよね?
分かります。
私も、そんな時期が何年もありました。
自分の能力の低さから、回りに迷惑を掛けてしまう。
それを補うには、自分を犠牲にするしかない…
精神的に追い込まれれば追い込まれる程、人はそう思ってしまうものです。
これは、真面目な人ほど顕著です。
ただ、残念ながら、犠牲にした時間は非効率で、生産性は殆どありません。
心身すり減らして思考停止しているので、当然です。
そして、これを続けていると、確実に潰れます。
私は潰れました。
(厳密には復活してるので「潰れかけた」かな?)
今になって思うこと。
- 向いてない事は出来ない
人間には「適性」があって、向いてない事は、どんなに努力しても、時間を捧げても、出来ません。
向いてない事は止めましょう。
日本人は責任感が強いので、追い込まれれば追い込まれる程、歯を喰いしばって粘ります。
止めましょう。
向いてない事は止めて、向いてる事をしましょう。
私は今、中間管理職から降格になり、平社員です。
私には、管理職としての適性がありませんでした。
ただ、それは人間として「劣ってる」という訳ではありません。
今の職場で求められている中間管理職としての「適性」が無かっただけです。
現に、今のほうが人生の幸福度が高いし、仕事でも組織に貢献できている自信があります。
入居者さんからも「最近、何だか明るくなったわね」とよく言われます。
私は平社員として、勤務時間は全力でチームに貢献します。
勤務変更など、協力できる事は何でも協力します。
ただ、サービズ残業をはじめ、無償で時間を提供することは一切しません。
これを読んでいるあなたが、まさに今、心身をすり減らしているとしたら…
「必要以上に働くな!!」
仕事は人生を構成する要素の一つに過ぎません。
人生は長い。
あなたに向いている事をして、心穏やかに過ごしましょう。
私の発信は「戯言」
今回書いたことは、私の経験と感想です。
読む人にとっては、よくわからない奴の「戯言」でしょう。
その通りです。
そして、私の言葉が刺さった人がいたとしても「切欠」に過ぎません。
他人が他人に与えられるのは「切欠」のみ。
だから、魂込めて「切欠」投げまくっていきます。
2021年までは、素人なりに構成を考えたりと「型」にはめようとしてきました。
2022年からは「型」を気にせず書き殴っていきます。
介護に関する有益な情報を発信している人は、私の回りだけでも大勢います。
そういうのは、そういう人たちに任せます。
私は、私にしか出来ない発信をします。
爽やかで、耳障りのいい言葉は、スッと入ってきて、心地が良いかも知れません。
ただ、そんなもので人生は変わらない。
私は、私にしか出来ない発信をします。
『介護士Kのブログ 2.0』
刮目せよ!!