「自己犠牲」は絶対に報われない
介護士K (@kaigo_kk) です。
「自己犠牲」は報われません。
サービス残業をする介護士の特徴という記事でも触れましたが、サービス残業などの「自己犠牲」をしてしまう人は…
99.99%報われません。
「自己犠牲」にも色々な種類があり、いずれ報われるものは確かにあります。
ただ、私が見てきた限り殆どの「自己犠牲」は報われません。
断言します。
賭けてもいいです。
今回は、介護現場で最も見かける絶対に報われな自己犠牲について解説します。
これを読んで“ドキッ”とした方、今日から止めましょう。
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「自己犠牲型」介護士の特徴
「自己犠牲型」介護士の特徴は…
- 要領が悪い
- 自分に自信がない
- コミュニケーション下手
人と接するのが苦手で、成功体験が少なく、自己肯定感が低く…
(認められたい…)
(褒めて貰いたい…)
そう思って行動しているのに、ぜんぶ裏目に出てしまう…
結果、認めてもらえず、自己肯定感は低いまま…
そんな状況を何とかしたいと思ってとる行動が…
自・己・犠・牲
自分の「時間「労力」を犠牲にすることで認めて貰おうとする、読んで字のごとく「自己を犠牲にする」行動にでます。
「自己犠牲型」介護士には
2種類のタイプがいます。
頑固者
サービス残業をする介護士の特徴でも触れた通り…
- 「プライド」が高い
- 「拘り」が強い
- 「自己肯定感」が低い
自分に自信が無く、他人に迷惑をかけたくないから…
- 「自分一人」でやろうとする
このタイプはハッキリ言って…
治りません。
本人が価値観を変えるしかないのに、変える気がない。
このタイプの殆どは自分が頑固なことに気付いてないので、指摘されても「??」といった感じ。
自覚がない以上、どんな有益なアドバイスも伝わりません。
「自己肯定感」が低すぎる
今回のターゲットはこんな方々です。
プライドが高く、拘りが強いのは頑固者と似ていますが、それより何より…
自己肯定感が
低すぎる。
よく「コップと水」に例えられますよね。
コップの底に穴が空いていて、いくら水を注いでも穴からこぼれてしまい、コップは空のまま。
成功体験、褒められたり等でコップに「自己肯定感」という水が注がれても、底の穴から流れ出てしまい…
「私なんて…」
となってしまう。
持って生まれた性格もありますが、家族関係、夫婦関係、幼少期の体験…様々なものが原因である場合があり、根本的解決は非常に困難です。
次に、介護現場でよく見かける「自己犠牲タイプ」について、具体例で解説します。
自分の時間を削って雑務をするAさん
介護現場には様々な雑務があります。
- オムツ・パッド類の補充
- 事務所の整理整頓
人手不足でバタバタな介護現場では…
- オムツ交換と食事の合間
- 夜勤の空き時間
隙間時間に雑務を行うパターンが多いです。
基本的には皆で手分けして行いますが、欠勤が出た日などはそこまで気が回らず、忘れてしまう時があります。
人手不足で物理的にそこまで出来ない環境もあります。
Aさんは、自分の仕事を後回しにしてまで、雑務をします。
優しい上司・同僚はそれを見て手伝ったり「皆でやるから、そこまでやらなくて大丈夫だよ」と伝えるなど、フォローしようとしますが、中には…
(お、今日はAさんいるから雑務やらなくでいいな。ラッキー♪)
と思う輩や、そもそも雑務まで気が回らず、Aさんがやってくれてることにさえ気付かない人もいます。
そして、Aさんは自分の仕事が終わらず、毎日サービス残業…
雑務をしたことで、本来やるべき仕事が抜けたりミスをして、上司に怒られる…
それにより、自己肯定感が下がる…
自己肯定感を上げたくて、更に自己犠牲を払う…地獄ルーティンに陥ります。
Aさんのようなタイプは…
- 頑固
- 自信がない
の両方を持っているので、諭したりアドバイスをしても、中々響きません。
「事実」を伝えます
自己犠牲タイプの人間は…
利用されて
捨てられます。
「アイツがやってくれるからいいや」
「またサビ残してるよ。バカだよな」
「辞めたんだ。向いてなかったしな」
自己犠牲タイプの頑張りで回りは助けられてるのに、殆ど気付かれず、感謝もされない。
利用されて、バカにされて、捨てられます。
世の中には大きく分けて…
- ギバー(与える人)
- テイカー(貰う人)
- マッチャー(バランスをとる人)
という3種類の人間がいて、最も多いのが
- テイカー(貰う人)
人には何も与えず、貰うことばかり考えている。
介護現場のような現場仕事の末端は、このタイプが7割です。体感値ですが。
性格とか、プライドとか、拘りとか、頑固とか…そんな事言って現状のままだと99.99%
利用されて
捨てられます。
感情論でも、個人の感想でもなく
紛れもない「事実」です。
先ずは「事実」を受け止めて下さい。
「自己犠牲型」はどうすべきか?
「解決策」を幾つか紹介します。
「定時」で上がることを意識する
自己犠牲型はサービス残業が当たり前すぎて「定時」に対する意識が低いです。
全ての業務を「定時で上がる」ことを意識して行って下さい。
最初は出来なくても、サービス残業の時間を…
30…20…10…5分…
少しずつ減らしていきましょう。
「自分の仕事」を優先する
先ず、自分の仕事に集中し、終わらせてから雑務をして下さい。
雑務も、定時がきたらストップして上がって下さい。
間違っても、雑務でサービス残業はしないで下さい。
出来なくて怒られても気にしない
人手不足で雑務に手が回らず、定時が来てしまった。
翌日、雑務やっていなかったと上司に怒られるかも知れません。
その時は「すみません」と謝って下さい。
なぜかと理由を聞かれたら「欠勤が出て、そこまで手が回りませんでした」等と、正直に答えて下さい。
(怒られないために、しっかりやらなきゃ!!)
間違ってもこんな感じでサービズ残業はしないで下さい。
問題はあなたではなく、サービス残業をしないと終わらない仕組みや、そうしないと仕事が回らない超絶人手不足な介護業界の現状です。
あなた個人にどうにか出来る問題ではありません。
「自己犠牲型」は人をダメにする
「男をダメにする女性」って、いますよね?
女性が何でもかんでもやってあげてしまうと、男はどんどんだらしなくなり駄目になる…これと全く同じ。
「自己犠牲型」が自己犠牲すればする程、回りは楽を覚え、どんどんダメになり、いずれ職場崩壊します。
あなたは「人のため」にやっていても、その善意が相手をダメにします。
コレ自覚してない人、超多いです。
百害あって一利なし
「自己犠牲」は、自分にも、回りにも、何のメリットもありません。
「あ、私かも…」と思った方…
今すぐに
止めて下さい。
自己犠牲を強要してくる職場は…
今すぐに
辞めて下さい。
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あなたの介護ライフがストレスフリーになることを願ってます。